2023-12-10 ポートメッセなごや クリエーターズズマーケット49 2日目

旅行

今回は2023-12-09~10に渡りポートメッセなごや[公式]で開催されたクリエーターズマーケット[公式]49に参加してきた。

これはその2日目の旅日記である。→前日の日記

目覚め

06:00頃に一度目が覚めて突然寝直し08:00に起きる。昨夜は焼肉千里馬[食べログ]あれだけ沢山の肉を食べ、更に寝る前にはローソン椿町店で買ったプロテインも飲んでおいたのだが、微妙に筋肉痛が残っておりまだ疲れも抜けていない。

妻は09:00には出発したかったらしく、何故もっと早くに目覚ましアラームをセットしておかなかったのだと理不尽に詰られる。寝る前に「08:30にアラームをセットしたよ」と伝えたのだが伝わっていなかったらしい。夫婦間のコミュニケーション不全である。いや待て待て、その時間に起きたいのであればそもそも自分で目覚ましを準備し給えよ、生殺与奪の権を他人に握らせるな!![Google]と冨岡義勇的にやや思ったりもしたが、おれは大人なのでつまらないことで揉めたりはしない。

朝食

急いで着替えて一階の食堂へ向かった。名古屋に来る際には毎回相鉄フレッサイン名古屋新幹線口[公式]に泊まり同じく毎回朝食を付けている。コロナ禍で暫くパックに個別包装された食事に切り替わっていたが、通常のビュッフェ形式に戻っていた。最初の頃は「朝の名古屋でモーニングを食べてみようよ!」と外に出たものだが、名古屋にはすっかり慣れてしまったので既にそのような情熱は微塵も無い。ホテルでそのまま食べるのが楽だ。なおそのモーニングを食べた喫茶店はコロナ禍で消滅した。

朝食は定価1,200円なので、ビュッフェといっても用意されている料理は値段相応のものである。みちのくコミティア10[公式]に出張参加した際、翌朝に相鉄フレッサイン仙台[公式]で食べたような豪華なビュッフェは望むべくもない。それでもきしめんを出したり小倉トースト風味にできたりと、限られた予算内で名古屋らしさを出そうと創意工夫しているのを見て取れた。

まず寝起きの水分補給にりんごジュースとオレンジジュースを飲み、ウインナーを2本、唐揚げを4つ、焼き魚を2切れ食べ、葉っぱ(多分サラダ菜だ)に申し訳程度にコーンを散らしただけのサラダを食べ、主食としてカレーを食べた。更にパンケーキを小倉トースト風にして食べ、ついでに妻が食べているきしめんが旨そうに見えたのでおれも2杯食べた。どうせ今日も昼抜きになるのは目に見えているので、朝の内に食べられるだけ食べておこうという魂胆である。流石に腹一杯になったので、サービスの珈琲を持って一服した後に部屋に引き上げた。

部屋に戻ってみると妻は凄い勢いで化粧をしていたが、おれはチェックアウト期限の11:00ギリギリまで寝られるので気が楽だ。ベッドに転がってゴロゴロしていた。妻は09:30前に先に会場へ向かったので、部屋を暗くして寝直した。

朝の名古屋

みんな大好きエスカ地下街。
朝の名古屋駅前の様子。

眠りのアディショナルタイムは瞬時に過ぎ去り10:30に起きる。短い時間だったが最初に起きた時よりも遥かに体調が良くなっていた。睡眠は偉大だ。時間的には割とシビアなので急いで荷物をキャリーケースに詰め込みつつ歯を磨き、冷蔵庫に残っていた半端なミネラルウォーターを完飲する。水分はどんなに摂っても摂り過ぎるということはない[Google]

廊下に出るとほぼ全ての部屋のドアは開放されており清掃が入っていた。フロントの機械にカードキーを食わせて返却を終えたのは10:58。完璧だ。一階の喫煙室で煙草を吸って名古屋駅に向かう事にした。もうイベントが始まる時刻である。

今日の天気予報

12月なのに最高気温が19度まで上がるらしい。

寝起きにカーテンを開けても部屋が暗かったので今日は天気が悪いのかと錯覚したが、外に出ると暖かく良い天気だった。天気予報を見ても終日晴れの予報である。今回の319号室は単に極端に日当たりが悪い部屋だったのだな。

金城ふ頭駅へ

名古屋駅からあおなみ線[公式]に乗ってポートメッセなごやへ向かう。あおなみ線は15分に1本程度と本数が少ない事もあり、ホームにはイベント会場に向かうのであろう人が列を成していたが、おれは先頭車両に並んだので運良く座る事ができた。

おれが座った席の向かいで小学校低学年くらいの子供2人が床に座り込んでおり、その有様を行儀が悪いなと思って眺めていたのだが、それぞれの母親は自分たちのお喋りに夢中で特に気にしていないようだった。このくらいの小さい子供は中々言う事を聞かないものなので仕方ないだろう。他人が目くじらを立てる程でもない。そう思いながら例によって駅メモ[公式]をポチポチと遊んでいたのだが、終点の金城ふ頭駅で突然その事件は起こった。片方の子供が盛大に床にゲロをぶち撒けたのである。最初は「ん?フライドポテトかスナック菓子の袋でも落としたか?」と思ったが黄ばんだ嘔吐物だった。村上龍の小説のような情景だ。一旦落ち着いたと思ったらまたビシャビシャッと音が出るほど吐いていた。追いゲロだ。親は大変だと思った。

クリエーターズマーケット49 2日目

本日も晴れやかな天気だ。

金城ふ頭駅に着くと既に大変な人出だった。キャリケースを引きながらブースに到着した後、取り敢えず朝の喫煙所で一服する。この気持ちの良い天気なら今日も売れるだろうなと高を括っていたが、予想に反して昨日よりも全体的にお客が少なく売上も伸びなかった。買いたい物があって気合が入った人は土曜の内に済ませてしまったのかも知れない。

財布を買い替える

ブライドルレザーなので外側は流石に頑丈だ。
内側は縫製が解れてしまっている箇所が多い。

さて今回のクリエーターズマーケットだが、おれにはある目論見があった。それは財布を買い替えるという事である。現在使っている財布はいつ買ったのか正確には覚えていないが、少なくとも結婚する前なので2005-09-29以前の事である。結婚記念日は2006-03-03なのだが、書くのが面倒なので日付の背景についてここでは割愛する。

なお、写真は買い替え前のもの。色自体はそこまで悪くない(そうか?)が、縫製が解れてボロボロになってしまっているのが分かる。具体的には英国のブランドであるエッティンガーの二つ折り財布[公式]である。公式サイトでの価格は57,200円となっているが、おれが買った時には28,000円くらいだった筈である。まだ家計簿を付けていなかった時なので日付と同じく正確な金額も不明だが、30,000円を超えなかったのは確かだ。買い替え先として同じ物を買うか?とも一時考えたのだが、米国が利下げに転じて円安が落ち着いたとしても、当時に比べインフレも進んでいるので到底当初の価格までは戻らないだろうと考えた。特にブランドに拘る必要も無いので、ここはひとつハンドメイドイベントで調達しようと思ったのである。

札入れとクリップを買う

300円×10個。あるだけ全部売って貰った。
こちらは2,000円の札入れを2つ。これで計7,000円だ。

財布を買う前に、昨日の内に目を付けていた革と雑貨 84’実輝弥[公式]で、ヌメ革のケーブルクリップと札入れを買った。ケーブルクリップは何かと使うので売っていた分を全て購入した。札入れは持ち歩かず、家でピン札などを入れるのに使う予定だ。

お話を伺うと、普段は九州の大分県にあるくじゅう花公園[公式]に店を出しているとの事である。九州から名古屋までなら、ご夫婦で遠征しても何とか採算が取れる距離だろうと思う。

財布を買う事について

財布については幾つかの選択肢があると思う。ここ数年、財布についてはずっと悩んできた。

  1. 札入れ(小銭入れ無し) + 小銭入れ
    • 強い:紙幣が折れない。薄い。カードが沢山入る。
    • 弱い:大きい。小銭入れを持ち歩くのが面倒。
  2. 長財布(小銭入れ有り)
    • 強い:全てが纏まる。収納力が高い。比較的薄い。
    • 弱い:大きい。カードの枚数が少ない。
  3. 二つ折り財布
    • 強い:全てが纏まる。小さい。
    • 弱い:紙幣が折れる。カードの枚数が少ない。小銭で分厚くなる。
  4. コンパクト財布(紙幣を3つに折るタイプ)
    • 強い:全てが纏まる。とても小さい。
    • 弱い:紙幣が3つに折れる。カードの枚数が少ない。小銭で分厚くなる。

簡単におれが思うメリデメを整理した。現在は3である。なお、他にはマネークリップという選択肢もあるだろう。事実として、大昔におれは格好をつけてティファニーの銀のマネークリップを20,000円くらいで買った事がある。だが、小銭が多い日本でははっきり言って使いにくいだけだった。紙幣も痛むしメリットが薄い。あれは紙幣が多い国で使うものだと思う。

検討にあたり、まずサラリーマンとして最もスタンダードだと思われる「2.長財布」は外した。個人的な好き嫌いでしかないが、おれは小銭入れにチャックを使っている長財布は余り好きではないのである。次に「3.コンパクト財布」も外した。カードは厳選して2-3枚しか持たないのでその面で不満は無いのだが、紙幣を三つ折りにするのは個人的にどうも心理的抵抗がある。

上記の消去法に基づき、今度買うなら「2.札入れ + 小銭入れ」か「3.二つ折り財布」だろうと数年間悩んでいたのだが、結局、機能要件上どれを選んだとしても一長一短であり完璧に満足できるものは存在し得ない、という当たり前の結論に至ったので、「3.二つ折り財布」を買う事にした。

熊革財布

比較用にZIPPOと並べている。サイズは少し小さい。
「塗装はせず染めのみ」との事で色ムラは敢えて残している。

色々見て回ったが財布は概ね20,000円は超えるようだ。結論としては、MAKAMI[公式]で扱っているツキノワグマの革を使った財布[公式]に一目惚れしたのでこれを選んだ。この店では、以前にデザインフェスタ[公式]で鹿の革を使った札入れを買った事があり、これは今でも愛用している。ジビエレザーというのが気に入った。

鹿の革を使ったものと熊の革を使ったものがあり、前者は滑らかな手触り、後者は頑丈さが売りである。長く使うのであれば頑丈な方が良かろうと思い熊革を選んだのだが、鹿革が35,200円なのに対して熊革は52,800円だったので即死した。鹿革の方の値段しか見ていなかった。だが、ここまで来て自分の思いを曲げる訳には行かず熊革を購入したのであった。値段の差について尋ねてみると、単純に素材となる熊革の方が値段が高いのが理由との事だった。希少価値の違いだろう。

鹿の革の札入れ

MAKAMIの鹿革の財布。

これは2021-11-14にデザインフェスタにて7,400円で買った鹿の革の財布。自宅で予備の現金を保管しておくのに使っている。

祭りの終わり

喫煙所からの夕日。時刻は16:41。

残念ながらクリエーターズマーケット2日目の売上は初日の半分程度だったので、比較的ヒマであった。だが、本日はそのお陰で他の店をゆっくり見て回る事ができた。デザインフェスタもそうだが、クリエーターズマーケットも体感的にはかなり作品のレベルが高いので見ていて楽しい。

今回は何らかの革製品を買うという目的があったのでそちらを重点的に見たが、他にはゆあ工房[公式]の昭和レトロガラスを使った小物入れが気になった。次回ももし縁があれば買おうと思う。

名古屋撤収

和歌山らーめん きのかわ軒

色から連想する程の激烈な辛さはなかったので安心。

佐川急便に荷詰めしたコンテナを預けて撤収完了である。毎回現地で受付けしてくれるので大変ありがたい。夕方頃になると歴戦の戦士のようなオーラを纏った佐川急便のお兄さんお姉さんが集まり、無駄のない機敏な動きであっという間にトラックに荷物を積み込んでくれるのである。プロの仕事とはこういうものだ。

普段は帰りも駅弁を買って新幹線で食べるのだが、名古屋駅に着いた時にはまだ1時間程度の余裕があったので、今回は先に駅でラーメンを食べる事にした。きのかわ軒[食べログ]に入る。大きな荷物を置かせてくれて助かった。旨かった。おれは普段は余りラーメンを食べないので、こうして食べる時は概ねスープを完飲する事にしている。飲み干すに値する味だった。

駅メモ

駅メモで名古屋駅のアクセス数が200を超えたので記念に載せておく。

グリーン車

妻はスマホから珈琲を注文していた。

名古屋からの帰りは妻の希望でグリーン車を使うようになった。名古屋から品川までは新幹線でほぼ90分であり、おれはその短い移動時間に対してそこまで過剰な快適さを求める必要はないと思っているのだが、金主が言うのであれば従うまでである。少なくともグリーン車には変なのは入って来ないし専用の喫煙所もあるので安心できるのは確かだ。

翌日

他の犬の鳴き声にビビっている所。
注射を打たれて不貞腐れている所。

翌日の月曜日は予め休みを入れていたので、夕方頃に犬を連れて獣医へ行った。

(おわり) → 次の旅日記

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