2023-01-08 麻雀

今日は久々に社内麻雀に参加するため朝から新橋に行った。これはその時の日記である。

社内麻雀の会

その会について

さて、社内麻雀と言ってもその性質上、当然だが社として公式なものでも大規模なものではなく、おれが所属する本部の人間を中心として、ひっそりと行われているものである。

この集い専用の秘密のLINEグループが用意されており、前月に一ヶ月分の予定が立てられ雀荘を予約し、当日は指定の雀荘に直接集まり10:00から22:00まで、12時間ぶっ続けでひたすら麻雀を打ち続ける貌となる。

この会が立ち上がってから約5年程になろうか。発起人は当時の部長(現本部長)であり、「クッソ、麻雀やりてえなあ……そうだちょっとセッティングしてくれや」とある人に企画からブン投げて、現在に至るという次第である。

誤解が無いよう予め記述しておくが、本部長がメンツに入っているからと言って、所謂接待麻雀的な忖度は一切行われない。組織内での地位は一切考慮されず全員が全員で本気の殴り合いである。そうでなければやる意味が無い。

皆忙しいので毎週ではないが、こうして月に2,3会程度は密かに開催されているのである。普段は忙しく働き家庭を持つ一定の社会的地位もあるいい大人が、貴重な休みを丸々潰して一体何をやっているのだろうか。馬鹿馬鹿しい限りである。

今回

一方おれは、2022年8月に-200を超えた手酷い負け方をして、暫く麻雀からは距離を置こうと考えていた。少なくとも2022年中は牌を握るまいと決め、事実、昨年はその後は一度も行かなかった。

昨年2022年は年末にかけて仕事がそれなりに忙しく、また、妻のハンドメイドイベントへの送迎が必要な休日が多かった事もあるが、賭け事で大きく負けた時は、傷が癒えるまで休息するのが望ましい。やればやるだけ傷が深くなり致命傷となる。仕事とは違い、休みたい時は好きなだけ休めるのが良い所だ。

2021年から2022年にかけては割と頻繁に顔を出していたのだが、一度距離を置いて冷静になると、麻雀を打ちたいという気持ちはかなり薄れてきた。そもそもとして普段齷齪と忙しく働いているのに、何故休日を12時間(移動を含めば15時間以上)も麻雀に捧げなければならないのだ。冷静になると全く馬鹿みたいな話だ。そうだおれはもう麻雀を止めよう。それがいい。

だが、今回は急遽欠員が出たため「仕方無えなあ」と文句を言いながら一番に手を挙げていた。おれは馬鹿だ。大馬鹿だ。

朝の新橋を歩く：新橋駅前

新橋で麻雀がある日の朝は07:50に起きてしっかりと朝食を摂り珈琲を飲んで排泄をして08:35に家を出る。新橋に向かう時はこのルーチンだ。荷物は昨日の内に全て用意してある。まるで遠足のように浮かれているように思えるが、おれは大体の場合、当日の朝に慌てたくないので荷物は前日の内に揃えておかないと気が済まないだけだ。

税関の犬

久々に忌み地である新橋に降り立つ。このように税関のわんちゃんも臭え臭えとマジギレである。

雀荘には10:00に集合だが、少し余裕を見て早目に現地に着いておき、ぶらぶらと朝の街を歩くのが好きだ。SL広場がある日比谷口から出た方が近いのだが、今回は烏森方面出口から駅舎を出る。

新橋駅烏森方面出口

駅前のエリアがコインパーキングに変わっていた。一時期は仕事でここの前を毎朝通っていた筈だが、元々は何が建っていたのかは思い出せない。人の記憶は遷ろいやすい。

客引き・客待ちは条例違反！

夜の新橋を訪れた経験がある方ならご存の通り、新橋駅周辺は客引きが多く治安が悪い。こうして看板が出ている他、夜になると「客引きに付いて行かないでください」という呼び掛けが拡声器でも行われていた。それでも堂々と客引きしてる奴がいるので見上げた根性だ。それだけの根性があるならもっと人様の役に立つ仕事をして社会に還元して欲しいものである。目の前で違法行為をやってるのだから捕まえれば良いのに思ったが、警官ではないので無理なのだろう。詳しくは分からない。

居酒屋だけではなく風俗店の客引きが多い。15年前は仕事からの帰り道にケバい年齢不詳の外国人に繰り返し「マサージゴセンエンキモチイネ」と声を掛けられて辟易したものだった。それでも今は当時と比べればまだマシにはなっていると思う。地道な活動もそれなりに効果は出ているのだろう。

色々文句は書いたが、おれはそういうギラギラドロドログチャグチャした性欲を隠し切れずに漏らし出している夜の街の猥雑な雰囲気が嫌いではないので、何とも愛憎相半ばな気分ではある。

ニュー新橋ビル

まだ10:00前なので、今や遠い昭和の匂いを未だ色濃く残すニュー新橋ビル[公式]もシャッターが降りている。

新橋 SL広場

ニュー新橋ビルの横を抜けてSL広場へ。ここには喫煙所があるので一服して行くかと思ったのだが、カメラを持った年寄りに「写真を撮ってくれ」と言われる。見ず知らずの他人に何かお願いする時はもっと丁寧な言葉を使えと親から教わらなかったのか？と思ったが快諾し丁寧に対応して、SLと一緒の写真を撮ってあげた。これも徳積みであろう。功徳だ功徳。

おれは没個性的で人畜無害な外見をしているので、このように写真を撮ってくれと頼まれたり道を尋ねられたりする事が多い気がする。おまけに駅では寸借詐欺[Google]も寄ってくる有様だ。