Steamでタクティクスオウガ リボーンを購入してプレイを開始。誕生日の設定及び、幾つかのタロットカードの選択をして、主人公デニムのキャラメイキングを終えた。いよいよ物語が始まる。
オープニング
スタッフロールが流れながらオープニングムービーが始まった。
雪夜の焼き討ちされる町の様子が描かれる。ぬいぐるみを持った少女が泣いている所は、SFC版の初回プレイの時から記憶に残っている。令和の今、こうして改めて眺めると流石に画質が荒い。
SFC版と『タクティクスオウガ 運命の輪』の記憶は若干残っているが、ここからは新鮮な気持ちでプレイしよう。
CHAPTERⅠ 僕にその手を汚せというのか
CHAPTERⅠ
僕にその手を汚せというのか
港町ゴリアテ
ヴァイス
「デニム、情報どおりだ。ランスロットの野郎が現れたぜ。」デニム
「わかった。姉さん、――いよいよだね。」カチュア
「やっぱり、やめよう――ね?私たちに勝てるわけないわ。」ヴァイス
「何言ってるんだ、カチュア。またとない絶好の機会じゃないか。」カチュア
「だって、たった3人であの暗黒騎士団と戦うだなんて無茶もいいところよ。」デニム
「大丈夫だよ、姉さん。やつらだって油断してるさ。」ヴァイス
「怖じ気づいたって言うんじゃないだろうな。オレはひとりでもやるぞ!」デニム
「やめろよ、ヴァイス、言い過ぎだ。行こう、姉さん。」
オープニングから流れるように本編が開始する……が、プレイヤーが操作できるようになるのはもう少し先のようだ。自動で話が進む。なお、本作品はキャラクターに声が付いている。違和感は特に無い。カチュアの声は気が強そうな女そのもの。なお、演ずる声優については攻略サイトに纏められていたのでリンクを張っておく。
この時点ではカチュアが一番冷静そうに見える。何故ヒヨコがプロフェッショナルに勝てると思ってしまうのか。
カチュア「落ちついたばかりなのにまた戦争を起こそうっていうのね、――あなたは。」
カチュア
「やっぱりうまくいくわけないわ――それに彼らの命を奪って何になるっていうの?」ヴァイス
「ランスロットは暗黒騎士団の総長だ。そして、やつらはバクラムの力の源。
ランスロットを暗殺するってことはバクラムの力を一時的にでも弱めることになるんだ。
そうすりゃヴァレリア全土を征服したがっているガルガスタンが動き出すに違いない――」カチュア
「落ちついたばかりなのにまた戦争を起こそうっていうのね、――あなたは。」ヴァイス
「この状況の何処が落ちついたっていうんだ、カチュア!
オレたちウォルスタ人はまるで虫ケラのように扱われているじゃないか。
そうさ、ヤツらはオレたちに死ねと命じているんだ。」カチュア
「だからって、戦争なんて始めたって私たちは負けるだけ、――死ぬのがオチよ!」デニム
「しっ!やつらが来た――」ヴァイス
「挟み撃ちにするぞ。デニムは後ろへまわってくれ。」デニム
「わかった。」
状況説明で一気に情報量が多くなる。ここから読み取れるのは……
- 暗黒騎士団とは、オープニングで描かれていた焼き討ちした側の部隊を指すのだろう。
- 暗黒騎士団の総長であるランスロットはバクラム(組織名?)と組んでいる。
バクラムが支援される側に読める。外部勢力を引き入れる外患誘致してる?? - ガルガスタン(組織名?国家名?)はヴァレリア(どこ?)全土を征服したっている。
- デニム・カチュア・ヴァイスはウォルスタ人。虫ケラのように扱われ迫害されている被差別民。
戦争とはオープニングで描写された焼き討ちのこと?
新しい語句が多くて分からない事だらけだ。
港町ゴリアテ:戦闘
勝利条件:暗黒騎士ランスロットを倒せ!
勝利条件
暗黒騎士ランスロットを倒せ!
いやこれどう考えても無理じゃないか?という勝利条件が提示される。
戦闘チュートリアル:1
- WT(ウェイトターン)の小さいユニットから行動できる。これをAT(アタックターン)と呼ぶ。
要するに素早い順から行動の権利を得られるという事。 - つまり、戦闘時の操作は自陣・敵陣のターン制ではない。ATが回ってきたユニット毎に操作する。
- 自軍ユニットのATでは、移動したり色々なコマンドを使ってユニットを操作できる。
戦闘チュートリアル:2
- 自軍ユニットにコマンドを指示する際は、ユニットを選択してBボタンを押す。
戦闘チュートリアル:3
- 敵ユニットが動いている間でも、Yボタンで割込みし、ステータス確認等の一部のコマンドは使用できる。
移動チュートリアル:1
やっとデニムにATが回ってきた。初めてユニットを操作できる。
Bボタンでデニムを選択して靴のマークを押すと、このように移動可能な範囲が色で表示された。
移動チュートリアル:2
前進する。ヴァイスには「挟み撃ちにするぞ。デニムは後ろへまわってくれ。」と言われた気がするが忘れた。
移動後に何もせずに待機すると、次のATが早く回ってくるようだ。ひたすらチュートリアルが続く。
移動チュートリアル:3
待機する方向を選択して移動終了となる。方向に意味があるという事は、背後から殴ればダメージがUPするのだろう。
カチュアとヴァイスは操作できず、ATが回ってくると自動で動いた。ゲストユニットという扱いらしい。ヴァイスがランスロットに斬り掛かるが、あっさりガードされて短い戦闘が終わった。
港町ゴリアテ:戦闘後
騎士
「きみたちは何者だ?」ヴァイス
「オレたちはウォルスタ解放軍の戦士だ!みんなの仇をとらせてもらう!」騎士
「仇だと――?」有翼人
「ずいぶんと手荒な歓迎だな。なんだ――、ガキじゃねえか!?」
騎士
「待て!我らを知っているのか?人違いではないのか――?」ヴァイス
「おまえはランスロットだろうが!なら、たしかにオレたちの仇だ!」騎士
「いかにも、私の名はランスロットだ。なぜ、私を知っている?」
あれ?どうにも話が噛み合わないようだが……。
カチュア「そういえば、暗黒騎士ランスロットは片目のはず。――あなたは違うわ。」
ヴァイス
「一年前にこの町を焼き払い、住人を殺したのはおまえたち暗黒騎士団だッ!」騎士
「暗黒騎士団だと?我々は東の王国、ゼノビアからやってきた者だ。」カチュア
「そういえば、暗黒騎士ランスロットは片目のはず。――あなたは違うわ。」騎士
「片目の暗黒騎士――どうやら同じ名前のせいで間違えられたらしいな。」
あーもうグタグタだよ。というかカチュアも暗黒騎士ランスロットの特徴を知ってるなら最初から言ってやれよ。人違いで斬り掛かった挙句にもし返り討ちに遭ってたらヴァイスただの馬鹿でしょ。
- デニム達はウォルスタ解放軍に属している。子供に見えるデニム達を動員するくらい力不足?
- オープニングの焼き討ちは一年前の出来事。この町(港町ゴリアテ)を焼き払ったのは暗黒騎士団。
そして、暗黒騎士ランスロットは暗黒騎士団に属している。
聖騎士ランスロット「私の名はランスロット・ハミルトン。ゼノビア王国の聖騎士だ。」
有翼人
「オレたちは傭兵の仕事を求めてこの島にやって来た。」騎士
「私の名はランスロット・ハミルトン。ゼノビア王国の聖騎士だ。」有翼人
「オレはカノープス、❝風使い❞と呼ばれている。そっちの爺さんは――」老いた魔法使い
「私はウォーレン・ムーン。占星術師でございます。」若い騎士
「私はミルディン・ウォルホーン。同じくゼノビアの騎士です。」髭面の騎士
「オレの名はギルダス。――そんなに怖い顔をしないでくれ。」
聖騎士ランスロット一行の自己紹介タイムが始まる。曰く、東の王国ゼノビアから来たとの事である。ただ、カノープスの言う「傭兵の仕事を求めて」という下りは真偽が怪しいよね~。
カチュア「騎士様、謝罪いたします。そして、どうか私たちに力をお貸しください。」
ヴァイス
「そんな、違うなんて。なら、オレは」カチュア
「騎士様、謝罪いたします。そして、どうか私たちに力をお貸しください。」聖騎士ランスロット
「詳しい事情を聞かせてもらおう。我らとて、この地は初めてなのだ。」ヴァイス
「オレは――、オレはヴァイス。仇がアンタたちじゃなくて残念だ。」カチュア
「私はカチュア、僧侶です。そしてこっちは弟のデニム。」
ウッウッ、カチュアの変わり身が早い。
デニム「2.姉さん、油断しちゃいけない。」
1.どうか僕らをお許しください。
2.姉さん、油断しちゃいけない。
いきなり腹を見せて全面的に信頼するのもあれなので、ここはちょっと反骨精神を出しておくか。
カチュア「デニム、失礼なことを!騎士様に謝りなさい!」
デニム
「だめだ、姉さん、油断しちゃいけない。騙されているのかも知れない。」
風使いカノープス
「歳のわりに疑い深いヤツだな。ランスロット、放っておいて行こうぜ。」聖騎士ランスロット
「我々はきみたちに危害を加える者ではないよ。信じてくれないか?」カチュア
「デニム、失礼なことを!騎士様に謝りなさい!」
聖騎士ランスロット
「私は騎士の名誉にかけて、この剣に誓おう。きみたちと刃を交えるうことはない――と。」
イキった回答をしたら案の定カチュアに叱られる。この権威主義者めが……仕方がない。ここは大人になるか。
デニム「1.あなたを信じましょう。」
1.あなたを信じましょう。
2.――――
駄々を捏ねても仕方がないので、二度目はカチュアお姉ちゃんの言う事を聞く事にした。
デニム「あなたを信じましょう。失礼をお許しください。」
デニム
「あなたを信じましょう。失礼をお許しください。」
聖騎士ランスロット
「気にする必要はない。驚きはしたがな――
ここは暑い、――さぁ、どこか別の場所へ移り、そこで話を聞かせてくれないかな?」カチュア
「では、私たちの隠れ家へいきましょう。なんのもてなしもできませんが。」
占星術師ウォーレン「暗黒騎士団とはそうした闇の諜報活動から付いた名なのです。」
カチュア
「――ガルガスタンの勢力に立ち向かうにはそもそも頭数が足りないのです。
それは私たちウォルスタも一緒だけど、バクラムはその弱点を補うためにローディスと手を結びました。風使いカノープス
「そうして本国から派遣されたのが、暗黒騎士団ロスローリアンってわけか。」占星術師ウォーレン
「――ロスローリアンはローディスの君主、サルディアン教皇直属の近衛騎士団。
16ある騎士団の中では最強といわれ教皇の信頼も厚いとか。
しかし、彼らの実務は隣国の情報収集であったり、秘密工作といった、公にはできない任務ばかり。
暗黒騎士団とはそうした闇の諜報活動から付いた名なのです。」騎士ギルダス「しかし、なんだってそのロス――なんとかがバクラムに肩入れするんだ?」
ヴァイス
「じゃあ、アンタたちはどうしてこの島へやってきたんだ?
この島を――、ヴァレリアを、ゼノビアのものにしたいからじゃないのか?
ローディスもゼノビアもこの島で戦争を――代理戦争をオレたちにさせようってことじゃないのか!」カチュア
「やめなさい、ヴァイス、言い過ぎよ。」
占星術師ウォーレンにより、分かりやすい状況説明がなされる。
- サルディアン教皇を君主とするローディスという国家がある。ローディスは16の騎士団を抱える大国である。
- 暗黒騎士団=ロスローリアンは教皇直属の近衛騎士団。主に諜報任務を担うが戦闘能力も高い。
- ヴァレリアとは舞台となっている島の事を指す。そこでガルガスタン・バクラム・ウォルスタの勢力が争っているが、その中ではガルガスタンの勢力が優勢であった。
- 劣勢に立たされているバクラムは、外部勢力であるローディスの軍をヴァレリアに引き入れた。
そのため、現時点ではデニムたちが属するウォルスタ勢力は一番雑魚い状態だと言える。
そこにゼノビアの怪しい軍人が現れたのだから、ヴァイスの一見陰謀論らしい主張ももっともに思える。
ヴァイス「アルモリカ城に囚われたロンウェー公爵を助けなければ――」
聖騎士ランスロット
「――事情はわかった。ヴァイスくん、君の質問に答えよう。
我々はたしかにゼノビアの人間だ。しかし、今は王国の騎士ではない。
我々は追放されたんだ。」騎士ギルダス
「オレたちは罪人なのさ。もう帰る故郷はないんだ。」風使いカノープス
「だからオレたちは仕事をさがしている。この腕を高く買ってくれる仕事を――な。」ヴァイス
「そんな話、信じられるもんか。これはオレたちの戦いなんだ!」
カチュア
「およしなさい、ヴァイス!もういいわ――!騎士様、ご無礼の段、なにとぞご容赦くださいませ。」
聖騎士ランスロット
「詮無きこと――それより、きみたちはこれからどうするつもりだ?」デニム
「アルモリカ城に囚われたロンウェー公爵を助けなければ――」
聖騎士ランスロット
「ロンウェー公爵とは――?きみたちのリーダーか?」ヴァイス
「そうだ、オレたちウォルスタ人全員のリーダーだ。ガルガスタンの連中に捕まってる。
処刑が近いってウワサなんだ。なんとかしなくちゃいけない――」風使いカノープス
「助ければ、いいカネになりそうだな。どうだランスロット、やらねぇか?」ヴァイス
「――悪かったよ。確かにオレたちだけじゃ無理だ。アンタたちの力が必要だ。」
騎士ギルダス
「そうと決まれば❝善は急げ❞だ。アルモリカ城へ行こうぜ。」カチュア
「ち、ちょっと待って。城には兵が大勢いるわ。
私たちに――、いえ、騎士様にだって勝てないわ。無理よ、死んじゃうわ。
戦いはもう――、たくさんよ――」聖騎士ランスロット
「デニムくん、きみはどうなんだ?きみの意見を聞かせてくれ」
たった3人なのに隠れ家でいきなり揉める。ヴァイスは途中から頭を冷やしてロンウェー公爵奪還をやる気だが、ここに来てカチュアがデモデモダッテでグダっている。
- 聖騎士ランスロット一行はゼノビアから追放されたと主張している。現在はフリーランスの傭兵。
- ウォルスタ勢力のリーダーはロンウェー公爵だが、アルモリカ城に囚われており処刑間近。
つまりウォルスタ勢力の運命は風前の灯火である。
デニム「1.是非とも力をお貸しください。」
1.是非とも力をお貸しください。
2.あなた方の力は必要ありません。
このまま何もしないとアルモリカ城で虜の身となっているロンウェー公爵は処刑、ウォルスタ勢力は纏め役を失ってゲームオーバーだが、非力な自分達だけでは討ち死に確定なので是非も無しである。どう転んでもこれ以上悪い状況にはならない。
デニム「僕らだけでは無理です。是非とも力をお貸しください。」
デニム「僕らだけでは無理です。是非とも力をお貸しください。」
聖騎士ランスロット
「よし、決まったな。では、準備にとりかかるとしよう。」
カチュア「――そう、この世に血を分けた肉親はあなただけ。」
カチュア
「――どうして、姉さんのいうことがきけないの。
言いたいことはわかるわ。でも、私はあなたを失いたくないのよ。
考えたくないけど、父さんはきっと、死んでいるわ。私にはあなたしかいないの――
――そう、この世に血を分けた肉親はあなただけ。たったふたりしかいない姉弟なのよ、死なせたくない。
ごめんね――、あなたを止められるわけないのに。でも、約束して。姉さんから離れないって、――ね?」
聖騎士ランスロット一行が出て行った後のカチュアの独白。重い。
- デニムとカチュアは実の姉弟。
- 父親は行方不明。恐らく一年前の港町ゴリアテ焼き討ちの際?
ヴァイス「ケ!僧侶のくせに人を騙してもいいのかよ!やってらんねぇぜ。」
ヴァイス
「ナニやってるんだ?みんな待ってるぞ。
あんまり、弟を甘やかすなよ。あいつだって男なんだ。」カチュア
「少し黙っていて。弟はあなたみたいに血の好きな男じゃないのよ。」
ヴァイス
「戦いたくて戦ってるんじゃねぇや。犬死にしたくないだけだぜ、オレは。」
カチュア
「あの人たちを当てにしてるくせに――偉そうな口をきかないで。」
ヴァイス
「あいつらをここへ入れたのはカチュアじゃないか!何を今更――」
カチュア
「利用できそうだからおべっかを使ってるんじゃない。
あなたみたいに我を通すだけの能無しじゃないの。少しは感謝なさいよ。」ヴァイス
「ケ!僧侶のくせに人を騙してもいいのかよ!やってらんねぇぜ。」
え、なんで始まったばかりなのにいきなりギスってるの怖い……。
流石にこれはヴァイスの言い分の方が筋が通っているのでは?
カチュア「私は、もう誰にも死んで欲しくないだけよ――」
カチュア
「私は、もう誰にも死んで欲しくないだけよ――」
だったら故郷のヴァレリアから逃げ出すしか選択肢が無さそうではある。生き残るためには戦うしかない。
ワールドマップ
重苦しい導入部が終わり、やっとワールドマップが操作できるようになった。いよいよ本格的にゲーム開始だ。
ワールドマップチュートリアル:1
- ワールドマップで移動する際には、移動先を選択してBボタンを押す。
- ワールドマップ上の自軍シンボルを選択肢してBボタンを押すと、コマンドが出せる。
ワールドマップチュートリアル:2
- 自軍シンボルに対するコマンドとしては、「編成」や「ウォーレンレポート」がある。
- 自軍ユニットをあれこれする際は「編成」コマンドで行う。
ワールドマップチュートリアル:3
- セーブはシステムコマンドから行う。
今日はここまで
初回なので、どんな形のプレイ日記に纏めるか考えながら進めたので時間が掛かって疲れた。取り敢えず会話を全て文字起こししてみたが、きちんと文を読む事になるのでストーリーが自然と頭に入ってくる。
今回は導入だったのでかなり会話が多かったが、この後はきっとそうでもないだろうと予想する。どうせやるからには物語に没入したいので、プレイ日記のスタイルはこのままで進めてみよう。