2022-10-23 北海道帰省4日目d

旅行

2022-10-20から2022-10-26まで北海道の実家に帰省をしてきた。これはその際の旅日記である。

友人との再開

帰宅して蕎麦湯を温めて飲んで友人の来訪を待つ。今夜は高校、大学時代の友人のMに会う約束をしているのである。どうやら会うのは7年振りらしい。日記を書いているのでこれは正確な日付が分かる。何でも記録しておくものだな。

まだかなまだかな、と待っていると19:30過ぎに仕事が終わったから車で行くよ、とMから連絡があった。20:00前には合流できた。車は新しくなっていたが流れている音楽は概ね昔のままだ。

ヴィクトリアステーション 室蘭中島店

ヴィクトリアステーション室蘭中島店

ヴィクトリアステーション室蘭中島店[公式]で晩飯にする。然し一体いつからあるんだこの店は。少なくともおれが大学生の頃には既に存在したし、その頃は東室蘭で唯一のファミレスだったと思う。当時ここではランチを500円で食べられたのだ。しかもそれにスープバーまで付いてくる。

Mとは高校一年生の時に出会って、高校、大学とそれなりに長い時間を友人として過ごした。おれは就職して関東に出てしまったが、それでも帰省する都度、毎回あちこちに行って遊んだものだった。だが、おれが結婚して帰省する回数も減った後は自然と疎遠になったまま、時間が過ぎてしまった。7年もだ!

飯を食いながら、お互い簡単に近況報告をする。Mは今では勤めている店舗の店長代理にまで昇進していた。我々の年代であれば悪くないし場合によってはもうゴールでもおかしくない場所だ。社会に出て20年も経つと価値観も大きく変わる。社会に放り出された後は、何せまずは自分で稼いで自分に飯を食わせなければならない。幾ら昔の思い出があっても、現在の経済観念や価値観は大きくずれてしまっている可能性は大いにあるだろう。

空いてしまった7年間の間に、お互いそこが大きく変わっておらず安心した。実は今回、Mに連絡を取る際にかなり躊躇した。そこが全く変わってしまっていたらどうしようと不安になったのだ。それがただの杞憂で良かった。

湯元ほくよう

晩飯の後はどこか温泉でも行くかね、という話をしていたので流れるように湯元ほくようへ向かう。
Mも煙草を吸うので車の中でも煙草を吸える。煙草が吸える車は今では貴重だ。昔はタクシーでも吸えたのにな。

選択肢としてはむろらん温泉ゆららもあったのだが、こちらは22:00までなのに対してほくようは日帰り温泉が23:00まで営業している。コロナの影響で短くなっているかと思ったが大丈夫だった。晩飯が終わった時点で既に20:30を回っており、今回は温泉でダラダラしたかったのでほくようにした。ゆららの方はそれなりに人が多いのだ。

湯元ほくよう
写真の温泉分析書は平成30年のもの。

日帰りの入浴料は550円だった。昔は500円だった記憶があるが、流石に値上げしたようだ。
ただ、ロッカーは100円玉が戻らないタイプなので実質650円である。それでも露天風呂まで付いてこの価格は大分安いと思う。ただしサウナは無し。(水風呂はある)

湯元ほくよう

脱衣場も記憶の中のままだ。奥にある体重計も変わっていない気がする。

湯元ほくよう

風呂場に先客は一名のみ。身体を洗って風呂で温まった後は露天風呂へ移動する。

ここは露天風呂は少し離れた場所にあるため、そちらに移動するには全裸で外の通路を露天風呂まで歩く必要がある。
また、写真は無いがここの露天風呂には単なる池なのか温い温泉なのかよく分からない謎のエリアがある。子供を遊ばせる場所なのだろうか?

露天風呂に浸かりながら延々と昔の話と今の話をした。お互いもう40代のおっさんなのだが、時間認識がおかしくなっているのかそんなに歳を取った気がしない。7年も会わなかった期間があったとは思えず普通に会話が繋がる。不思議だ。

湯元ほくよう
湯元ほくよう

風呂上がり。館内はしんと静まっているが、浴衣を着た泊まり客とすれ違った。
右側の写真に写っている売店もこの時間は営業していない。

湯元ほくよう

ウポポイがオープンしたのももう2年以上前なんだな。
行ったことは無いが、国道36号が路線拡張されてありがたかった。なおウポポイから先はまた片側一車線になる。

湯元ほくよう
湯元ほくよう

以前は休憩所は和室だったが、いつの間にか洋風にリノベーションされていた。
時間が止まっているように見えていても、少しずつ改築されているようだ。

湯元ほくよう

時代の流れなのか、流石に休憩所ではそのまま煙草を吸えないようになっていたので併設されている喫煙所へ。
不二家ネクターを飲みながら一服する。おれはネクターが好きなので、これが売っていたらほぼ選んでしまう。

幌別へ

幌別
駐車場が広い。
幌別

昔の流れの通り、温泉の後はMの家に招待される。途中でコンビニに寄った。ここのセブンイレブンは遥か昔からあった筈だ。北海道の夜は寒い。温泉で温まった体があっという間に冷えてくる。

Mの家では新しくパピヨンを飼っていたので遊べるかなと思ったのだが、これがおれに向かって吠える吠える。衣服に我が家で飼っている犬の匂いが付いていたのだろうか?

おやつにも騙されず、余りに吠えまくって手に負えないので二人で散歩に連れ出すと、喜んで付いて来てくれたのでホッとした。近所をぐるっと歩かせる事にした。

幌別

近くの小学校のグラウンドには野生の鹿が群れていたので驚いた。聞けば、ここ数年で当たり前のように人里に現れるようになったという。暗くなってくると山から降りてくるとの事である。

幸い人には近付かずに逃げるという事だが、かなり大きさがあるので車の前に飛び出されたらと考えると怖い。
熊はまだこの辺りには出ていないそうだが、近くの川上公園では熊の足跡や糞が見付かっているらしい。夜に犬の散歩している時にばったり熊に出会ったらどうすればいいのか。

幌別

まだ0時前なのにこの時間は誰も歩いておらず車も通らない。とても静かだ。
時折、鹿の鳴き声が聞こえてくる。昔の話をしながらパピヨンと一緒に歩いた。

お互いに車の免許を取得してからは、この辺りを徒歩で歩く事は滅多に無かった。というかゼロだったかも知れない。こうして歩くのは車が無かった高校生の時以来の可能性もある。

幌別

30分程度外を歩く。学生の頃だったらここから夜更けまで遊ぶ所だが、0時を過ぎた辺りで眠くなってしまったので家まで送って貰う。そんなに遠くはなくても片道30分程度は掛かるのでありがたい。

次の帰省の時には必ず連絡すると伝えてMと別れた。また会おう。

(続く)

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