埼玉県入間市で行われる入間の乱 百花繚乱に参加するため、05:00に起きて3時間近く運転し、出店会場である丸広百貨店入間店[公式]に到着した。
イベント開始
日記前半で述べた通り10:00開場なのに到着したのは09:00であった。準備を考えると時間ギリギリであったが、手慣れたもので45分程度で設営は完了した。これで一段落できる。
朝飯の時間で腹が減っていたので、予約していた昼飯を休憩所で先に食べてしまう事にする。
丸広百貨店入間店 休憩所
なお、当初は写真を貼ったが勝手にバックヤードの写真を掲載するのは明らかにマズそうなので消した。例えば丸広百貨店入間店の担当者がGoogleで「丸広百貨店 入間店 入間の乱」で検索してこのサイトが出てきたらキレると思う。普段は入れない場所なのでかなり興味深かったのだが内部の写真は全て不掲載とする。社員用喫煙所が渋くて良かったのだが残念だ。
昔はここは社員食堂になっており定食を出してくれていたらしい。2枚目の写真からその形跡が読み取れる。と言うのも既に15年以上前の話になるが、妻は以前に丸広百貨店入間店に出店していたある店舗(現在は撤退済みで跡形も無い)に勤めていた経歴があるのだ。勝手知ったるという訳である。そう聞くと不思議な気持ちになる。
当時独身だったおれは横浜市鶴見区の生麦に住んでいたのだが、妻は週に2-3回は通い妻をしてくれていた。今考えるととんでもない移動距離であり頭が下がる。勿論この殊勝な態度も今は跡形も無い。時間の流れは残酷である。
インド料理アハール 入間市店
正午過ぎに売り子業務から離れて6階にあるインド料理アハール 入間市店[食べログ]で昼飯にした。百貨店側から10%割引のクーポンを貰ったのである。税抜き700円から10%割引で税込み約700円だった。積極的に金を落として行かないと「つまんね~もうお前らに場所貸すのやめるわ」と言われかねないので僅かな額でもと思い百貨店内の店で食べた。
写真はチキンカレー。写真は無いが翌日はシーフードカレーを食べた。カレーばかりだ。味は普通。ナン食べ放題ではなかったが、この価格では昨今の食料品値上げの状況ではそれも詮無き事だろう。
紀伊國屋書店 入間丸広店
飯の後は同じく6階にある紀伊國屋書店 入間丸広店[公式]をぶらぶら見て回った。歩かないと眠くて気絶しそうだ。
おれは基本的に出不精なので最後に書店に来たのはいつの事だったか思い出せない。今や本はネットで買うのが当たり前のようになってしまったので紙の本を置いてくれる書店は大変貴重な存在である。近場で言えば川崎ダイス[公式]にかつて入っていたあおい書店 川崎駅前店が大型書店だったが今はもう無い。貴重だ~貴重だと~偉そうに言っても口だけでそこに金を落とさなければ撤退してしまうのである。当たり前の事だ。先日亡くなった大川隆法の本が大量に置かれている一角があったが見て見ぬふりをした。かなりの量があったが教団の信者はこれを全部買って配ったりもするのだろうか。
さておれも何か小粋な文庫本でも買って貴重な書店を助ける経済活動をするかと思ったが、眠気で活字が目に入って来ない事は容易に想像できたので今回も口だけで終わってしまった。いつも口だけだ。
入間第一ホテルへ
おれが余りに眠そうにしている(実際かなり眠かった)のを見兼ねたのか、「宿を取っている入間第一ホテル[公式]は15:00からチェックインできる。先に行って仮眠をとるのが良いだろう。19:00には戻って来てくれれば問題無い」と妻より助言があった。ありがたく従う事にする。事実おれは14:00頃から椅子に座ったまま壁にもたれて頻繁に意識を失っていた。一般論として店先で売り子が寝ている店というのは見栄えが良いものではない。
立体駐車場
今回のイベントで出店した催事場は丸広百貨店入間店の4階である。良かれと思って立体駐車場も4F-Bに車を停めたのだが、百貨店4階からの連絡通路で接続されている立体駐車場は7F-Aだった。立体駐車場側の階層番号は地下から振られているようだ。
更に付け加えると百貨店側の1フロアに対し、立体駐車場はA・Bの2フロアが存在するらしい。通りで駐車場の天井が低い筈だ。写真のような幾何的な階段を使って4F-Bまで移動した。明日は7F-Aに停めよう。なお駐車場代は参加費に含まれているのか無料にしてくれた。太っ腹である。ヨイショしておこう。
駐車場を探す
入間第一ホテルの駐車場はかなり分かりにくかった。カーナビに任せるとこれに近いルート[GoogleMap]が出るが、これは卑劣な罠だった。
上の画像はルートの一部を抜粋したものである。「けやき通り」を進み中央に見える「向陽台一丁目」の交差点を右折してホテルに向かおうとすると、全く関係の無い民家の駐車場に着いてしまい元の道に戻るのに難儀した。というかUターンするのは諦めてバックで元の道路まで戻った。狭い道の上に交通量は少なくないので大変だった。
ホテルに電話して駐車場への入り方を訪ねてみると、ファッションセンターしまむらの方に曲がる手前で駐車場に入れるとの謎掛けを受ける。入間市役所を利用してUターンしけやき通りまで戻った。眠いのに寝られず道に迷い辛かった。ホテルは目の前なのに辿り着けない。けやき通りまで戻ってみると先程の電話の謎が解けた。向陽台一丁目の交差点の手前に、ホテル駐車場へ進入する道路があったのである。次からは覚えておこう。自分で苦労した事は忘れない。
入間第一ホテル
フロントで受付をして新館に案内された。部屋は洋室デラックスツインである。広い。
どうやらこのホテルでは新型コロナウイルス感染者の隔離を請け負っているらしく、埼玉県町の出張所のような立入禁止のエリアも用意されていた。恐らく本館は丸ごと埼玉県が借り切っているのだろう。駐車場に警官らしき人が2人配置されていたのは不逞の輩に備えてかも知れぬ。役人さんは大変だ。
部屋の設備
角度を変えて何枚か撮った。
古いホテルなので枕元に電源が取れる場所が無い。寝ながらスマートフォンを充電するというニーズが存在しなかった時代のものなのだろう。コンセント自体も2つしか存在しないので次回は電源タップを持ち込む必要があると思った。なお、Wi-Fiの電波は飛んでいるがかなり弱い。恐らく部屋ごとではなくフロアで一台なのだろうと推察する。
灰皿とマッチ
妻によるとこのホテルは全室が喫煙可能らしい。嫌煙者が聞いたら発狂しそうである。
素晴らしい事に、灰皿とセットでホテルの名前が入ったマッチ箱まで置かれており大層気に入った。服を脱いでソファーにひっくり返り、取り敢えず煙草を吸って一休みした。時刻は既に16:00近くになっていた。
追加灰皿
更にユニットバスにまで灰皿が置かれていたのを確認して寝た。
疲れているのと同時に慣れない環境で気が昂ぶっているのか中々寝付けなかったが、いつの間にかタクティクスオウガ リボーンでヒールの射程が1マス届かない夢を見ながら眠っていた。
庄や 入間店
気絶したように寝て18:00にアラームで一度目覚める。目覚めた後にまた気絶する。短い眠りの中、フロントで「出掛ける際にはカードキーはお持ち頂いて結構ですから」と言われた夢を見た。寝起きは奇妙な夢を見る。深い眠りだったので意識が戻るのに時間が掛かった。けやき通りの長い坂を降りて丸広百貨店入間店まで歩く[GoogleMap]。少し肌寒い。
庄や 入間店
晩飯は入間第一ホテルに併設されている庄や 入間店[公式]にした。ここなら飯を食って即部屋に移動できる。楽なのが一番だ。朝食付きのプランで予約したのだが、明日の朝食もこの店になるらしい。合理的だな。
前半の日記にて、普段は酒を飲まない旨を書いたが旅先ではこうして飲む事が多い。ただし明日もあるので一杯だけにした。
晩飯
炭水化物多めの晩飯。腹一杯だ。
部屋に戻った後は順に風呂に入り、妻に珈琲を淹れて貰った。アメニティとしてはパックのお茶しか用意されていなかったので家から持ってきたドリップ珈琲である。ドリップ珈琲に使えるような容器は見当たらなかったので、予めコンビニで紙コップを買っておいた。マドラーは割り箸である。工夫次第で何とかなるものだ。
珈琲を舐めながらソファーに転がりながらWBCで日本VSチェコ戦を流し見した。旅先の宿で飯を食った後は大してやる事も無いのでこうしてダラダラ過ごす事が多いがこの時間が好きだ。人間には緩む時間が必要だ。
00:00過ぎに横になる。妻は即気絶。おれは夕方に寝てしまったのでやや寝付きが悪かったが01:00前には入眠した。