タクティクスオウガ リボーン プレイ日記 2023-03-25

タクティクスオウガ リボーンChapter4(L)

ガルガスタン王国の消滅とその残存戦力の吸収により、ウォルスタ解放軍は今やバクラム勢力と正面から戦える規模にまで成長した。古都ライムを奇襲して奪還した後、バクラム領との物理的な境界に位置するフィダック城へ攻め入った金竜騎士団は、暗黒騎士のコマンドである暗黒騎士バールゼフォン・暗黒騎士オズを激戦の末に退けフィダック城を陥落させた。

CHAPTERⅣ 手を取り合って

現在までのプレイ時間は29時間12分。いよいよCHAPTERⅣ開始である。

なお、Steamでのプレイ時間は73.8時間になっている。途中からやり直しているからな……。

CHAPTERⅣ オープニング

フィダック城陥落は 瞬く間に広まり
多くの人々を驚愕させた

解放軍の指導者が 一八歳の若者であったことや
無敵のはずの暗黒騎士団が 敗退したこともそうだが
何よりも 覇王ドルガルアの娘が生きていたことに驚いたのだ

人々は 戦乱の世に疲れ果てており
民を導く正統の統治者を 渇望していた
カチュアの出現は まさに救世主の再来であった

タルタロスは ローディスの代表として
カチュアをヴァレリアの正式な王位継承者とした

さらに 内戦の集結を宣言
これまでの争いを 民族やイデオロギーの対立ではなく
為政者による ただの後継者争いと位置づけた
世界的な立場から 内戦自体を否定したのである

しかし こうした主張を支持したのは
一部の特権階級と富裕層のみ――
各地に広がる 反バクラムを
封じ込めることはできなかった

ヴァレリア島の戦乱は もはや民族紛争などではなく
支配する側とされる側の対立――
言い換えるなら 束縛を逃れ
自由を得るための戦いへと 変貌していたのである――

全てを恨むカチュア姉さんの目がガンギマリで怖い……。

覇王ドルガルア王の実子であるカチュアを首尾良く手中に収めた暗黒騎士団。これにより、血統の正統性を主張する事で、カチュアを傀儡として間接的にヴァレリア島を支配下に置く事が可能になった。ローディス教国は最初からこのシナリオを描いていたのであろう。汚いなさすがローディスきたない

王都ハイム

暗黒騎士ランスロット
聖騎士ランスロット 暗黒騎士ランスロット

暗黒騎士ランスロット
「ふむ――、生きているのが不思議なほどだな――
 下がれ!」

城外の声
「また暴動が発――――中隊は――――通りへ急げ――――」

暗黒騎士ランスロット
「聞こえるか?ゼノビアの聖騎士よ。」

聖騎士ランスロット
「――貴公らが敗れるのも――時間の問題だな。」

暗黒騎士ランスロット
「わがローディスにとってヴァレリアの覇権など些末な問題にすぎん。
 それを知らぬわけではあるまい。」

聖騎士ランスロット
「――――」

城外の声
「ダメだ、ロスローリ――――援護を要請し――――暴徒を――侵入さぬよう――――
 我々だけでは――――できん――だが、ギリギリまで手を――ならん――注ぐだけだ――」

聖騎士ランスロット
「――日増しに高まる民衆の不満を抑えきれないようだな――?」

古都ライム駐留中に暗黒騎士団の奇襲を受け、その後、行方不明になっていた聖騎士ランスロットは、王都ハイムの地下に幽閉されていたようだ。いかにもという風体の魔獣使いガンプっぽい牢番がいる。

オープニングにあった通り、フィダック城でローディスの暗黒騎士団を打ち破ったデニムらに呼応するように、王都ハイムに於いても民衆の暴動が激化しているようだ。だが、暗黒騎士ランスロットはどこ吹く風である。辺境の野蛮人がボス猿選びでキーキー騒いでいる程度の認識なのだろう。現時点で最強の切り札である正統な王位継承者は手中にある。

暗黒騎士ランスロット「所詮、バクラム人は我々と違い劣等民族だからな。」

聖騎士ランスロット 暗黒騎士ランスロット
聖騎士ランスロット 暗黒騎士ランスロット

暗黒騎士ランスロット
「所詮、バクラム人は我々と違い劣等民族だからな。彼らには少々荷が重すぎたということだ。」

聖騎士ランスロット
「力で人を縛り付ける、そうしたローディスのやり方に問題がある――
 そうは思わないのか?」

暗黒騎士ランスロット
「縛り付けた覚えなどないな。彼らは力で支配されることを望んだのだ。」

聖騎士ランスロット
「望んだだと?」

暗黒騎士ランスロット
「世の中を見渡してみろ。
 どれだけの人間が自分の判断で物事を成し遂げるというのだ?
 自らの手を汚し、リスクを背負い、そして自分の足だけで歩いていく。
 そんなヤツがどれだけこの世の中にいるというのだ?」

聖騎士ランスロット
「――――」

暗黒騎士ランスロット
「貴公らの革命を思い出してみよ。貴公らが血を流し、命を懸けて守った民はどうだ?
 自分の身を安全な場所に置きながら、勝手なことばかり言っていたのではないのか?」

聖騎士ランスロット
「彼らは自分の生活を維持するだけで精一杯だったのだ――」

身動きが取れない囚われの聖騎士ランスロットを前に、持論を滔々と語る暗黒騎士ランスロット。内容的には完全に強者の論理である。このシチュエーションに凄く気持ち良くなってそう。

暗黒騎士ランスロット「彼らは望んで❝弱者❞になるのだよ。」

聖騎士ランスロット 暗黒騎士ランスロット
聖騎士ランスロット 暗黒騎士ランスロット

暗黒騎士ランスロット
「いや、違う。被害者でいる方が楽なのだ。
 弱者だから不平を言うのではない。不平をこぼしたいからこそ、弱者の立場に身を置く。
 彼らは望んで❝弱者❞になるのだよ。」

聖騎士ランスロット
「ばかな!人には自分の人生を決定する権利がある。自由があるのだ!!」

暗黒騎士ランスロット
「わからぬか!
 本当の自由とは誰かに与えてもらうものではない。自分で勝ち取るものだ。
 しかし、民は自分以外の誰かにそれを求める。自分では何もしないくせに権利だけは主張する。
 救世主の登場を今か、今かと待っているくせに、自分がその救世主になるとはしない。」

聖騎士士ランスロット
「人はそこまで怠惰な動物じゃない。ただ、我々ほど強くないだけだ。」

ヤロウ……タブー中のタブーに触れやがった

暗黒騎士ランスロット「支配されるという特権をだ!」

聖騎士ランスロット 暗黒騎士ランスロット
聖騎士ランスロット 暗黒騎士ランスロット

暗黒騎士ランスロット
「聖騎士よ、貴公は純粋すぎる。
 民に自分の夢を求めてはならない。支配者は与えるだけで良い。」

聖騎士ランスロット
「何を与えるというのだ?」

暗黒騎士ランスロット
「支配されるという特権をだ!」

聖騎士ランスロット
「ばかなことを!」

暗黒騎士ランスロット
「人は生まれながらにして深い業を背負った生き物だ。幸せという快楽のために他人を平気で犠牲にする――
 より楽な生活を望み、そのためなら人を殺すことだって厭わない。
 しかし、そうした者でも罪悪感を感じることはできる。
 彼らは思う――、これは自分のせいじゃない。世の中のせいだ、と。
 ならば、我々が乱れた世を正そうではないか。秩序ある世界にしてやろう。
 快楽を貪ることしかできぬ愚民にはふさわしい役目を与えてやろう。
 すべて我々が管理するのだ!」

暗黒騎士ランスロットの民衆ヘイトが凄い。民衆に親を殺され妹を犯され故郷の村を焼かれたのか?

みんな似たような事を言っているけれど、ロジックが一番近いのは誰だったかな……と思い、過去のプレイ日記を読みながら確認してみると、CHAPTERⅢのコリタニ城で戦ったガルガスタン軍の将軍グアチャロだった。

暗黒騎士ランスロット「他組織に影響を及ぼす前に悪質な腫瘍を排除せねばならんのだ!」

聖騎士ランスロット
「意にそぐわぬ者を虐げることが管理なのか!」

暗黒騎士ランスロット
「虐げているのではない。
 我々は病に冒されたこの世界からその病因を取り除こうとしているに過ぎん。
 他組織に影響を及ぼす前に悪質な腫瘍を排除せねばならんのだ!」

聖騎士ランスロット
「身体に自浄作用が備わっているように心にもそれを正そうという働きはある!」

暗黒騎士ランスロット
「それを待つというのか!?
 ふははは――貴公は人という動物を信用しすぎている。
 民はより力のある方へ、より安全な方へと身を寄せる。そのためなら愛する者を裏切ることもできる――
 カチュア!」 

以上、新自由主義暗黒騎士ランスロットの演説だったが流石に少々行き過ぎているようだ。

今際に「民は、貴様が思うほど利口ではなく――貴様が考えるほど愚かでもないぞ――」と民衆を評した逝った将軍ザエボスの方がまだ現実に近いと思う。暗黒騎士ランスロットは完全主義で潔癖過ぎる。

カチュア「そして、私を――見捨てた。手に入らないのなら、いっそ――」

カチュア

聖騎士ランスロット
「カチュア――!何故、きみがここに――?」

暗黒騎士ランスロット
「紹介しよう、聖騎士殿。
 彼女こそドルガルア王の忘れ形見にしてヴァレリアの正統な後継者、ベルサリア王女だ!!」

聖騎士ランスロット
「!!」

暗黒騎士ランスロット
「貴公の指摘したとおり、バクラムはもうおしまいだ。
 しかし、彼女が我が手の中にある限りヴァレリアの民はローディスの下僕となろう。」

聖騎士ランスロット
「カチュア――、きみは――、いったい?」

カチュア
「私はデニムを愛していたわ。たったひとりの弟だもの、当然よね。
 でも、デニムは、私の弟じゃなかった。
 そして、私を――見捨てた。手に入らないのなら、いっそ――」

デニムもヴァイスも大人になったのに、カチュア姉さんはまだこんなガキ臭い私怨で動いているのか。

暗黒騎士ランスロット「これ以上、敗北者を痛めつけるつもりはないのでね。」

暗黒騎士ランスロット
聖騎士ランスロット 暗黒騎士ランスロット

聖騎士ランスロット
「カチュア!!」

暗黒騎士ランスロット
「私の片目を奪った男と別れるのは惜しいが、これ以上、敗北者を痛めつけるつもりはないのでね。
 失礼させてもらうよ。」

聖騎士ランスロット
「ま、待て!!」

暗黒騎士ランスロット
「さらばだ、ゼノビアの聖騎士よ。」

嘘だぞ聖騎士ランスロットを嬲って絶対精神的にシコって気持ちよくなってたぞ。

CHAPTERⅣ 手を取り合って

長い会話が終わってやっとCHAPTERⅣの開始である。

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