2022-10-22 北海道帰省3日目

旅行

2022-10-20から2022-10-26まで北海道の実家に帰省をしてきた。これはその際の旅日記である。

10:20頃に起床。おはようございます。

以前はリビングの窓から外が丸見えだったのだが、今は目隠しのフィルムを貼っている。言わばマジックミラー実家だ。
元々田舎で人通りが少ないとはいえ、流石にノーガードなのは嫌なものである。

いつの間にか母の中では20分後には出掛ける事になっていたのだが、取り敢えず今朝も庭で珈琲を飲む。
家を出るのが予定より10分遅れる事になってもそれが何だというのだ。

朝の庭は良い。ずっと眺めていられる。鳥の鳴き声も聞こえる。
言うまでもなく首都圏では庭は贅沢品だ。実家の庭も広くはないが、向こうではとてもこんな面積は確保できない。

この門は親父が組み立てたもの。器用だ。昔から手先が器用な人だった。
残念ながら、その手先の器用さはおれには遺伝しなかったようだ。

この庭のタイルは、おれがまだ小さかった頃に祖父が一緒に作ってくれたものらしい。覚えていない。
庭いじりと酒が好きだった祖父は、B型肝炎からの肝硬変で68歳で死んだ。一緒に酒を飲みたかった。無念だ。

コープさっぽろ 東むろらん店→望洋台霊園

今朝もとても気持ちの良いお天気だ。さあ出掛けよう。

という事で、今日は祖父の墓参りである。コープさっぽろ東室蘭店に寄って仏花を買った。
この店はおれが子供の頃には無かった。元は何が建っていたのかは、今ではもう覚えていない。

望洋台霊園に到着。天気が良いからか、平日なのに意外と車が多い。

晴れた日には室蘭港が一望できる気持ちの良い場所である。おれと妻も死んだらここに入る予定だ。
弟の所に甥っ子が2人いるので、まあ墓守はしてくれるだろう。

蝦夷鹿の足跡。山が近いのでここまで降りてくるのだろう。

そういえば、実家の前の道路にまで鹿が出没したらしい。室蘭は再び自然に飲み込まれつつある。北海道での生活は自然との殺し合いだ。絶えず人間の領域を広げないとあっという間に押し戻されてしまう。

秋の空だ。花を供えて「爺ちゃん、儲けさせてくれな」とお願いしておいた。

墓参りは好きで帰省する度に必ず行く事にしている。墓参りという行為は自分という存在の連続性を確認させてくれる。

蕎麦

帰宅し、朝食兼昼食に親父が打った蕎麦を食べる。

定年退職した男がやる仕草として親父も蕎麦を打ち始めたのだが、元々凝り性なので見る見る上達して四段にまでなっていた。五段以上は単なる権威付けで更に会費までごっそり取られるのでやめたらしい。

幌加内の新蕎麦を朝打ったものなので当然旨い。香りが全く違うのだ。
冷凍したものをよく自宅にも送ってくれるのだが、打ち立てはやはり旨い。写真の倍食べた。満たされた。

パークゴルフ

午後は暇だったので親父がパークゴルフに連れて行ってくれる事になった。
晩飯は寿司の予定なので、少し運動して腹を減らしておかなければならない。14:00頃に出掛けた。

国道37号線を伊達方面へ向かい、稀府の稀府寿パークゴルフ場に到着する。お年寄りの方が多い。
ここは何と14:00以降は100円だとの事。完全に趣味の世界だ。

素晴らしい天気だ。10月の北海道とは思えない空だ。

パークゴルフは1本だけで回る。コースの長さは大体40~60m程度である。

親父は慣れているのでほぼパーを維持して回っていたが、おれは10年以上前に一度遊んだきりなのでボロボロの成績だ。ティーショットが難しい。また、ラフに入ってしまうと力加減が難しい。

こんな感じの長閑な雰囲気のコースもある。
おれはしょっちゅうOBの所に飛んでしまったがそのまま続けた。

9ホールを3つ回った。さあ後半戦だ!

天気が良くて本当に気持ちが良い。気持ち良さを表現する語彙が足りないのが口惜しい。

このように、コースの外にはビートの畑になっている。
北海道は至る所にこうしたパークゴルフ場があるという。

9ホール5コースを回って17:30頃に終了。遊んだ遊んだ。あっという間に暗くなってきた。
楽しかったので帰省した時にはまた連れて行って貰おう。

回転寿司割烹 伊達和さび 室蘭店

17:00過ぎに実家に到着し、母を乗せて、そのまま回転寿司割烹 伊達和さび 室蘭店へ向かう。
ここは混雑するので早めに行くのが良い。幸い20分程度で順番が回ってきた。

鯵、帆立。旨い。

秋刀魚、真イカ。旨い。

炙り鯖、サーモン。旨い。

まぐろ、タラバ蟹。旨い。
最後につぶ貝を食べた気がするが写真を撮り忘れた。全部旨かった。

回転寿司なのにやたらと旨い。関東の回転寿司とは比較にならない旨さである。
もっと色々食べたかったのだが残念ながらこれが腹の限界だった。次の楽しみにしよう。

家族3人でかなり食べたのだがそれでも会計は6,500円で済んだ。異常に旨くて安い。

サッポロクラシック+田酒+男山

風呂に入って髭を剃って今夜も飲み始める。まずはいつものサッポロクラシックで喉を潤して……

昨夜開けた田酒の残りを飲み始める。親父の青森の友達が送ってくれたとの事だ。

田酒を飲みながら親父の大学時代の話を色々聞いた。楽しかった。我が家は孫がいないので、こうして親と酒を飲むのが今できる一番の親孝行だと思う。

田酒を飲み尽くしたので男山を飲んで、こちらも空けた。

猛烈に腹が減ったので、親父が寝た後で冷やしておいた葡萄を食べた。昨日壮瞥で買ったものだ。旨い旨い。
3房冷やしていたのだが旨くて全部食べてしまった。北海道の農作物は旨い。

寝室の本棚。大分減ったが捨てたくなかった本は残してくれている。
01:00過ぎに寝た。

(続く)

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