ロンウェー公爵が逆転の手として密かに画策し、バルマムッサの町で実行されたウォルスタ人の虐殺は、期待された効果を十分に発揮する事ができず半ば不発に終わった。苦境に立たされたロンウェー公爵の次の策を受け、デニム率いる金竜騎士団はバルマムッサから上陸した。目指すは港町アシュトンである。
ワールドマップ
現在までのプレイ時間は9時間20分。
ウォーレンレポート
バルマムッサの町での3連戦を終えてやっとワールドマップに出られたので、ウォーレンレポートでニュースを確認する。CHAPTERが変わるとニュースはリセットされて001から始まるようだ。
ウォーレンレポート NEWS:バルマムッサの虐殺
バルマムッサの町で住民が虐殺された。生存者はなし。バルマムッサはガルガスタン王国によって設置されたウォルスタ人自治区で、被害者はすべてウォルスタ人であった。町には火が放たれ、子どもも容赦なく殺害された。
この暴挙はガルガスタン軍によるもので、先のウォルスタ解放軍によるアルモニカ城奪取の報復とみられている。なお、バルバトス枢機卿はこれを否定している。
ロンウェー公爵による「おまえはガルガスタンを装い、住人をひとり残らず殺すのだ――」という目標に対し、少なくとも後半は確実に達成されたようだ。何という酷い事を。
ウォーレンレポート NEWS:虐殺は狂言!?
最近、ガルガスタン王国内では、バルマムッサの虐殺の真犯人はロンウェー公爵であるとの噂が広まっている。ガルガスタン陣営の内部分裂を狙った狂言であるというのだ。公爵自身はこの噂を否定している。一方、ガルガスタンの反枢機卿派はこの情報を冷静に捉えているようで、今のところ虐殺に関しては枢機卿を糾弾する動きはないようだ。
ウォーレンレポート NEWS:ガルガスタン軍が集結中
バルバトス枢機卿率いるガルガスタン軍がコリタニ城の手前、50バームの地点、スウォンジーの森に全軍を集結しているという情報が入った。日増しにその数を増やしているウォルスタ解放軍に対し、ガルガスタン内では戦争反対を唱える穏健派の動きが活発化しているため、早期の決着を決断したと思われる。
この2つはCHAPTERⅡ開始時に語られた「ヴァイスらが 虐殺の真相を広く流布していたためである」と「その結果 両軍は スウォンジーの森を挟んで膠着状態になってしまう――」の状況補足。
ヴァイスが採った行動は言わば当たり前の人道的な選択であろう。しかしその選択は、犠牲者を虐殺して生贄に捧げる事で得られる筈だった戦略的効果の大半を無効化し、結果として彼らの死を無意味にしてしまった。人道的な選択が戦争の長期化とそれに伴う犠牲を招くとは何とも皮肉な展開である。トロッコ問題だこれは。
ところでこの記事で語られている「50バーム」ってどのくらいの距離だろう?50kmくらい?
ウォーレンレポート NEWS:新たな思想運動登場
先日、古都ライムで奇妙なビラがばらまかれた。ビラには大きく「貴族を倒せ」と書かれているだけ。これは「民による民のための統治を民自身の手によってつくりあげよう」というスローガンを掲げるネオ・ウォルスタ解放同盟の手によるものだ。同組織の支持者は貧困層を中心に急速に増えており、当局は首謀者を探している。
「ネオ・ウォルスタ解放同盟」とはまた新しい組織名が出てきた。
以前に古都ライムで接触したシスティーナ一派の仕業かと思ったが、そちらはヴァレリア解放戦線か。
ウォーレンレポート NEWS:ロシリオン将軍、捕虜に
えっ、ラヴィニス様が捕虜に?!
ゾード湿原へ
ゾード湿原
コリタニ地方の中央に広がる広大な湿原地帯。ゾード川が作った肥沃な湿地である。
ロンウェー公爵の無謀な作戦に従い、ゾード湿原を経由して港町アシュトンへ向かう。ここを攻め落とさなければ未来は無い。
ゾード湿原は以前に魔獣使いガンプと戦った場所だ。あの時は撤退してくれたが今回はどうだろう?
偵察
こちらのユニットは全員がレベルキャップ11だが、今回は敵にレベル12がいる。更に魔獣使いガンプとの戦いで苦戦したグリフォンが2体。敵ユニットの総数は10でこちらは8。かなり不利な状態だ。初めて戦うテラーナイトもいる。
……かなり不利な状態だが、戦えばレベルが上がるしチャレンジしてみっか、と思ったのが大間違いだった。
勝利条件
ボーナスタスクⅢの報酬に見慣れぬ魔法?がある。騰蛇の術??
ゾード湿原:戦闘
魔術師ガルバ
「なんと、貴様はゴリアテのデニムか!?
やはり、バルマムッサに上陸した反乱軍めが本隊だという噂は本当だったのか!
よいか、猊下にこの旨、急ぎ伝えるのだ!行け!
この戦いにガルガスタンの未来がかかっていると思え!ここで食い止めて、少しでも時間を稼ぐのだ!」
ロンウェー公爵の最初の策にまんまと引っ掛かってて思わず笑った。
勝利条件:魔術師ガルバを倒せ!
勝利条件
魔術師ガルバを倒せ!
ゾード湿原:1
前回の魔獣使いガンプ戦と同様にグリフォンが突出してきた。今回の相手は弓で射ても岩で反撃してこない。
ゾード湿原:2
岩で反撃してこないが、堅い上にHPが多く中々倒せない。モタモタして最初の一匹を仕留める前に、足場の悪い中で敵の前線が着実に追い付いてきた。まずいなこれは。
ゾード湿原:3
ウィッチも魔法より必殺技の方が強いので物理で殴る。既にここまで侵攻されてるとかウッソだろ……。
ゾード湿原:4
ここまで侵攻された状態で、やっと片方のグリフォンを潰した。前線は既に乱戦になっているが、敵も必殺技を使ってくるので一発で食らうダメージが大きい。このままだと普通に押し潰されそうなんだが。
後方から魔術師ガルバのヴァルカンランスⅡがボンボン飛んできて、これで普通に180ptsくらい食らう。
ゾード湿原:5
この時点ではまだ敵を殲滅して勝つつもりだったが、万が一に備えて敵方リーダーを潰して勝利できるよう、カノープスの必殺技プラックダウンを魔術師ガルバに一発入れておく。
魔術師ガルバ「なんとも単純な!これはあきれた。所詮、ただの子どもということか。」
魔術師ガルバ
「その首を獲って、貴様に殺された同胞たちの無念を晴らしてやる!」デニム
「それはこちらも同じこと。あなたに直接の恨みはないが、――戦争だからね。
互いに敵同士なんだ――それだけで戦う理由になる!」魔術師ガルバ
「なんとも単純な!これはあきれた。所詮、ただの子どもということか。」デニム
「違う!これは父祖の代から続く戦いだ。虐げられてきたウォルスタのために僕は戦っている!」
魔術師ガルバにダメージが入ると、デニムを相手に突然レスバを仕掛けてきた。
ゾード湿原:6
小高い場所から矢を射ていたサラが、敵ユニットからの連続攻撃を食らって一気に戦闘不能に陥る。マップ中央は池で通れないので、実はサラを配置していたマップ左側が前線になるようだ。まずい……。
魔術師ガルバ「たしかに無いとは言えぬ。我が双子の弟、オルバの命を奪ったのは貴様だからな。」
魔術師ガルバ
「父祖の代から続く戦い――か。たしかにそれも戦いの動機には違いない。
その怨みはわしらとて同じこと。ウォルスタとガルガスタンの憎しみ合いは根深い。
だが、その憎しみを棄てねば本当の敵は見えぬぞ。貴様は❝血族の呪い❞に操られているだけだ。」デニム
「なら、あなたはどうだと言うんだ?戦う動機に私怨は無いと言い切れるのか?」魔術師ガルバ
「たしかに無いとは言えぬ。我が双子の弟、オルバの命を奪ったのは貴様だからな。」デニム
「――――!!」魔術師ガルバ
「気に病む必要はない。弟が貴様に殺されたのは運命だったのだ。」
魔術師ガルバのターンが回ってくると、都度、会話が発生するようだ。
どこかで見た顔だと思ったら、CHAPTERⅠのタインマウスの丘で戦った魔術師オルバの兄か。
魔術師ガルバ「おおっと、貴様はとっくに私怨を棄てたのであったな。❝ゴリアテの虐殺王❞よ、はっはっははは!」
魔術師ガルバ
「無念を晴らす――と最初に言った事は忘れてくれ。
おのれはまだまだ未熟な俗人であったわ。貴様のことを笑えぬ。」デニム
「勝手な事ばかり言う!」魔術師ガルバ
「おのれの事を棚に上げての物言い――、すまぬ。
だが、わしは未来の貴様だ。私怨を棄てぬ限り、一生、大義など果たせぬぞ。
おおっと、貴様はとっくに私怨を棄てたのであったな。❝ゴリアテの虐殺王❞よ、はっはっははは!」デニム
「――――!!」
説教したいのか煽りたいのかどっちなのか分からん奴だな。ああそうだよおれがゴリアテの虐殺王だよ5000人殺したぜ。
ちなみにウィッチも敵アーチャーに射たれて戦闘不能になっている。
ゾード湿原:7
完全に前線を突破された。遂にプレザンス神父まで戦闘不能になる。
このままだと最悪敗戦、少なくとも死亡者が出そうなペースなので、魔術師ガルバに攻撃を集中させて戦闘を終わらせる決断をした。サラを復活させて攻撃。デニムも向かっている。
ゾード湿原:8
カノープスのプラックダウン→デニムのレンディングゲイルを繋いでやっと終わらせた。危なかった。
魔術師ガルバの最期
魔術師ガルバ
「一番矛盾しておるのはこのわしだな――未熟も未熟――、愚かも愚か――――」デニム
「僕は私怨のために戦っているんじゃない――」
魔術師ガルバ、最後までよく分からない奴だったがこういうタイプは嫌いじゃない。
ゾード湿原:戦闘後
WAR TROPHY
ワードオブペインⅡが手に入った。
EXP TOTAL
経験値はボーナスタスクで+500されて過去最高の7116。だがユニオンレベル14には遠い。
今回は本当に苦しい戦いだった。まさかここまで苦戦するとは思わなかった。ユニット数が足りない上にレベル差まで離れているともう無理だ。サラとヴォルテール加入時に外したウォリアーとアーチャーを育て直すか。
SKILLS FINISHING BLOWS
レベル12に上がって色々新しいスキルを覚えた。カノープスは斧の必殺技も追加。
チュートリアル アイテム合成
アイテム合成が可能になった。戦闘後に丸太とか使い道がよく分からないアイテムが手に入っていたが、あれらは合成の材料だったんだな。正直言うと、ゲームでのアイテム合成要素はちょっと面倒臭い。
ウォーレンレポート
現在までのプレイ時間は10時間6分。
今回の苦戦で一気に3人が倒れたので、自軍負傷者数が+3されて4人になってしまった。敵軍死傷者数で「不明」になっているのはグリフォンとかかな?
ウォーレンレポート PEOPLE:ガルバ・ブロンデル
ガルガスタン軍所属。ガルガスタン人。
不世出の建築家として知られるセルバ・ブロンデルの息子。タインマウスでデニムが討ち取ったオルバは双子の弟。
ガルバは政治哲学者として知られており、著書に「感情と信仰の欺瞞」「自由主義と共和制の限界」等がある。思想的には中道左派のはずであったが、バルバトス枢機卿が掲げた民族主義を巡る様々な議論の中で、突如右派へ民族主義転換。「理屈では不正義とわかっていても、血に流れるウォルスタへの積年の恨みを止めることはできない」と演説し民から大いに指示された。その感情を表に出さず、ただ静かに相手を論破することから「青炎のガルバ」と異名を取る。
バルマムッサに上陸した解放軍を攻撃するために行軍途中、ゾード湿原でデニム・パウエルらに遭遇し討ち取られた。
ここまで理性的な人間でも、結局は民族主義に屈してしまったのか。何とも人間らしい矛盾した男よ。好ましい。
ウォーレンレポート PEOPLE:オルバ・ブロンデル
ガルガスタン軍所属。ガルガスタン人。
不世出の建築家として知られるセルバ・ブロンデルの息子。セルバは❝空中庭園❞として知られるハイリンハム宮殿の設計者であり、独創的なデザインの建築物を世に送り出してきた。その息子であるオルバはコリタニ芸術アカデミーで教鞭をとるかたわら、印象派の画家として数々の作品を発表している。色鮮やかなコリタニの風景を描いた「彩雲」は亡きドルガルア王に献上され、今でもハイム城に飾られている。
オルバはバルバトス枢機卿の掲げる民族主義に賛同した知識人のひとりとして影響力が高く、内乱突入後、すぐに従軍を決意したという。
アルモニカへの行軍途中、タインマウスで解放軍と遭遇。デニム・パウエルらに討ち取られた。
なお、双子の兄であるガルバもデニムらの手により戦死した。
弟の魔術師オルバの内容も、魔術師ガルバの死を受けて前回から更新されている。
ここで初めて、ウォーレンレポートの「人物」がストーリー進行によって更新された場合、更新通知が出る事に気が付いた。何という事だ、これまでずっと一度も確認していないキャラクターが沢山いる。これからはこまめに確認するよう大いに反省しよう。
ウォーレンレポート PEOPLE:ラヴィニス・ロシリオン
元アルモニカ騎士団所属。ウォルスタ人。
ウォルスタ人の父とガルガスタン人の母の間に生まれた混血の女性。騎士レオナールに次ぐ実力者としてロンウェー公爵を支えてきた。冷静沈着な指揮官として振る舞う一方、曲がったことを嫌う頑固な一面も持ち合わせている。
バルマムッサの住民虐殺に反対し、ウォルスタ解放軍から離反。ガルガスタン国内へ逃亡したが、ガルガスタン正規軍によって囚われの身となる。
戦闘前に見たニュース「ロシリオン将軍、捕虜に」の通り、騎士ラヴィニスの記事も前回から微妙に更新されている。この頻度で更新されるのなら、これまで見落としていた分の変化を追うのがキツいな……。