タクティクスオウガ リボーン プレイ日記 2023-01-23

Chapter1(L)タクティクスオウガ リボーン

古都ライムとアルモニカ城城門前での演習を終えた後、騎士レオナールと共に、金竜騎士団は暗黒騎士団ロスローリアンが駐屯するフィダック城へと向かった。ロンウェー公爵の密命により、暗黒騎士団との非干渉条約を結ぶのが目的である。

フィダック城へ

現在までのプレイ時間は6時間12分。

フィダック城

フィダック城

『白鳥城』と呼ばれる白亜の城塞。島の中央に位置することから見た目と裏腹に堅固な要塞。

前回のプレイでスタメンのレベルを11まで上げたので、ワールドマップでフィダック城へ向かう。とは言え、役目はロンウェー公爵発の密書を届けるだけなので、戦いになる事は無いだろう。

万が一戦闘になったら、彼我戦力差では暗黒騎士団に膾斬りにされる筈だ。

フィダック城

暗黒騎士
「何者だ。名乗るがよい!」

騎士レオナール
「我が名はレオナール・レシ・リモン。アルモニカ騎士団の騎士である。
 ウォルスタの偉大なる指導者にして話が主、ロンウェー公爵殿下の使者として参上した。」

暗黒騎士
「しばし、待たれよ。」

騎士レオナール
「ここが騎士団ロスローリアンが陣取るフィダック城だ。❝白鳥城❞とも呼ばれるように、白亜の美しい城だな。
 だが、見た目とは裏腹に難攻不落の要塞だという。――確かにこの城を攻めるのは難しそうだ。」

暗黒騎士バールゼフォン
「待っていたぞ、リモン殿。公爵閣下の書状をこれに。」

騎士レオナール
「これにございます。」

暗黒騎士バールゼフォン
「ご苦労であった。中で休まれるがよい。」

暗黒騎士団が駐屯するフィダック城に到着した。カイゼル髭(と言っていいのか?)の暗黒騎士バールゼフォンがお出迎え。

この雰囲気だと、フィダック城での戦闘は無さそうだ。

騎士レオナール「なんと――!タルタロス卿がこの城においでになっているのか!」

暗黒騎士バールゼフォン
「――お待たせした。公爵閣下の提案は実に興味深いものであった。」

騎士レオナール
「して、ご返答は如何に?」

暗黒騎士バールゼフォン
「うむ、それならば、話が主から直接聞かれるのがよかろう。」

騎士レオナール
「なんと――!タルタロス卿がこの城においでになっているのか!」

暗黒騎士ランスロット「ガルガスタン人とウォルスタの争いには興味がないと仰せだ。」

暗黒騎士ランスロット
「よくぞ参られた、勇敢なウォルスタの騎士殿よ。私がランスロット・タルタロスだ。」

騎士レオナール
「はじめてお目にかかります。アルモニカのレオナール・レシ・リモンにございます。
 して、ご返答は如何に?」

暗黒騎士ランスロット
「ハッハッハ。貴公は、ちと性急だな。よかろう。公爵殿にお伝え願おうか。
 バクラム人の指導者ブランタ・モウン猊下はガルガスタン人とウォルスタの争いには興味がないと仰せだ。
 我がロスローリアンも同じ。これまでどおり中立を保とうぞ。」

騎士レオナール
「ははっ、ありがたきお言葉。我が主もさぞやお喜びになるはず。」

現時点でのヴァレリアの支配者であるバクラム人は、ウォルスタ人とガルガスタン人が勝手に殺し合おうがどうでも良いようだ。むしろ三竦みなのだから、敵同士が潰し合って数が減ってくれる分には歓迎なのかも知れない。

暗黒騎士ランスロット「他民族の反感を買うようなことをしたくないと申すのだな。」

暗黒騎士バールゼフォン
「しかし、貴公らは我らロスローリアンの力なしでガルガスタンに勝てるとお思いか?」

騎士レオナール
「無理でございましょうな。もとより勝とうとは思っておりませぬ。
 我らの願いはあくまで共存できる世界を作り上げること。されど、ガルガスタンは誇り高き民にございます。
 我等が他国の手を借りたとあれば、平和的な解決を目指す穏健派の者たちを窮地に追い込みかねません。」

暗黒騎士ランスロット
「なるほど――、貴公はバクラム人のように我がロスローリアンにツケをまわし、
 他民族の反感を買うようなことをしたくないと申すのだな。これはおもしろい。ハッハッハ。」

騎士レオナール
「い、いいえ、そのようなことは――」

暗黒騎士ランスロット
「まあ、よい。我々も名誉を重んずるローディスの民だ――
 汚い仕事は他人に委ね、享楽を貪るバクラム人のようになりたくないという気持ちもわかろうものだ。」

騎士レオナール
「――――」

暗黒騎士ランスロット
「なに、貴公が連れている従者があまりにお若いのでな。
 そのような少年・少女を用いなければならぬほど追いつめられているのかと、つい心配したのだ。」

暗黒騎士ランスロットは、本国ローディスの指示でバクラム人に手を貸してはいるものの、軍人らしく「汚い仕事は他人に委ね、享楽を貪るバクラム人」とまで明け透けに物を言う人物であった。中々好感が持てる。

カチュア「雪の降ったあの晩、港町ゴリアテであなたちは――」

騎士レオナール
「お言葉ではございますが、この者たちは若くとも立派な騎士にございます。」

暗黒騎士ランスロット
「ほほう――」

騎士レオナール
「アルモニカ城をガルガスタンから解き放ち、囚われの身であった公爵殿下を救出いたしました。
 また、クリザローでは絶体絶命の危機にあったこの私の命を救ってくれたのもこの者たちなのです。」

暗黒騎士ランスロット
「❝ゴリアテの若き英雄❞とはそなたたちのことであったか。それは失礼であったな、許されよ。
 それにしても――どこかでお会いしたことはあったかな?」

カチュア
「直接、お会いしたことはございません――が、ただ――」

暗黒騎士ランスロット
「ただ――、何かな?はっきり申されよ。」

カチュア
「何年かぶりに、雪の降ったあの晩、港町ゴリアテであなたちは――」

騎士レオナール
「やめないか、カチュア。我らの目的を忘れたか!?」

意外にもヴァイスは何も口を出さず、カチュアが噛み付く。ゲーム開始当初は「ランスロットを暗殺するってことはバクラムの力を一時的にでも弱めることになるんだ」と言っていたのにこの変わり身の早さよ。大人になったなヴァイス。

デニム「1.姉さん、今はよそう。」

1.姉さん、今はよそう。

2.敵と手を組めるわけがない――

流石にここで「2.敵と手を組めるわけがない――」を選んだら無礼過ぎて普通に斬り殺されるのでは?

暗黒騎士ランスロット「侘びてすむものではないが、許されよ。このとおりだ。」

デニム
「姉さん、今はよそう。――もう、僕らだけの戦いじゃないんだ。」

暗黒騎士ランスロット
「あの焼き討ちのときの子らか!あれは、確か――」

暗黒騎士バールゼフォン
「ゴリアテに反乱分子が潜んでいるという情報で攻めましたが――」

暗黒騎士ランスロット
「ニセ情報だったというあの件か――そうか――、では我らを恨むのも当然のこと。
 過ちとはいえ、無礼をはたらいたのは我らだ。侘びてすむものではないが、許されよ。このとおりだ。」

騎士レオナール
「お、おやめくださいませ。――我等らは急ぎ戻らねばなりません。」

暗黒騎士ランスロット
「そうか――、もう少し、ゆるりと言葉を交わしたかったが――」

騎士レオナール
「ご無礼の段、ひらに、ひらにご容赦ください。それではこれにて。」

ニセ情報に踊らされて港町ゴリアテを焼き討ちし、そこに住まう無辜の民を殺戮した非道な暗黒騎士団だが、そのトップが非を認め頭を下げてくれた。頭は立場が上の時に下げてこそはじめて効果がある。ここまでされると、こちらからはもう責められない。手打ちだ。

暗黒騎士ランスロット「仲の良い姉弟であった――かつての貴公らと同じように――な。」

暗黒騎士バールゼフォン
「――なにも、あそこまでなさらなくても良いではないですか。」

暗黒騎士ランスロット
「――ハボリムを覚えているか。」

暗黒騎士ランスロット
「は?――はい、愚弟なれど、たのもしき男でした。」

暗黒騎士ランスロット
「仲の良い姉弟であった――かつての貴公らと同じように――な。」

裏では悪様に言うのかと思ったが、暗黒騎士ランスロットは予想外におセンチになっていたようだ。

ウォーレンレポート PEOPLE:バールゼフォン・V・ラームズ

 ロスローリアンのナンバー2。ローディスの神都・ガリウス出身。ローディス人。

 本国で5つの騎士団を抱えるヴォグラス准将の息子。元老院からロスローリアンが独立しているのも、この男の太いパイプがあってのもの。

アルモニカ城

ロンウェー公爵
「よくぞ私怨を棄て、ウォルスタのために我慢したな。まことに大義であった。
 さて、戻ったばかりですまないが、これからすぐにバルマムッサへ行ってもらいたい。」

カチュア
「バルマムッサといえば、ガルガスタンが作った私たちウォルスタの自治区があるところ――」

ロンウェー公爵
「自治区といえば聞こえはいいが、その実態はウォルスタ人強制収容所だ。
 もとは閉鎖された炭鉱町だったが、今は我々の同胞を家畜のように押し込み奴隷同然の仕事をさせている。
 その数は5千をくだるまい。過酷な重労働により、毎日、幾人もの同胞が夢半ばで死んでいくのだ。」

カチュア
「彼らの救出が今度の任務ですね。」

ロンウェー公爵
「5千もの人数を救出するのは無理だ。救出するのではなく、蜂起させるのだ。」

ヴァイス
「武装蜂起か。確かに、それだけの人数が戦力となれば――」

ロンウェー公爵
「正直に申せば、このまま戦っても我々に勝ち目はない。戦力の差があまりにありすぎる。
 ガルガスタンが攻めてくる前にこの差を少しでも無くさなければならん。
 さいわい、今度の一件をめぐってバルバトスと反体制派との対立が再び表面化している。
 出兵は反体制派を粛清してからとなるだろう。チャンスは今しかない!!」

自治区と呼ばれる強制収容所とは穏やかな話ではないな。今回は、その自治区という名の強制収容所に押し込まれているウォルスタ人をアジって武装蜂起させろというミッションを賜った。難易度が高い。

ロンウェー公爵「きみたちの護衛としてラヴィニスを同行させよう。」

騎士レオナール
「きみたちに頼みたいのは、バルマムッサの人々を説得することだ。
 中には、戦うことに異を唱える者もいることだろう。そのままで良い――と考える者もいるやもしれん。」

ロンウェー公爵
「しかし、彼らは戦うのが嫌なのではない。ただ戦いに疲れただけなのだ。」

騎士レオナール
「彼らに渡す武器は、私が別働隊を率いて、後から運んでいくことになっている。」

ロンウェー公爵
「タインマウス以西はガルガスタンの支配圏だ。きみたちの護衛としてラヴィニスを同行させよう。」

騎士ラヴィニス
「よろしく。」

ロンウェー公爵
「すべてはきみたち若き英雄にかかっている。任せたぞ。」

えっ、騎士ラヴィニス様が同行?!

なお高難度ミッションにも関わらず今回はお小遣いは無し。もう軍費は自分達で稼げという事らしい。

騎士レオナール「すべては手筈どおりに動いております。ご安心を――」

ロンウェー公爵
「――頼んだぞ、レオナール。失敗は許されんぞ。」

騎士レオナール
「すべては手筈どおりに動いております。ご安心を――」

ロンウェー公爵と騎士レオナールがなにやら悪巧みを企てている様が描かれる。本来は悪い意味は無いのに、物語では「手筈どおり」って概ね謀の時にしか使われない気がする。

この謀の全貌を騎士ラヴィニスも承知なのかは現段階では不明。

ゲストユニット加入:騎士ラヴィニス

騎士レオナールが後方で動くとの事で、今回は騎士ラヴィニスがゲストとして部隊に加わった。やったー。

編成:騎士ラヴィニス

とは言えレベルは7なので、うっかりすると戦場で斃されてしまいそうだ。

攻略サイトでカンニングすると騎士ラヴィニスも仲間にできるようだが、タイミングはまだ先になるらしい。

聖騎士ランスロット「そうか。――こっちへ来たらどうだい。」

デニム
「ランスロットさん。」

聖騎士ランスロット
「やあ、デニムくん。よくここがわかったね。」

デニム
「ギルダスさんが、きっと、ここだろうって。」

聖騎士ランスロット
「そうか。――こっちへ来たらどうだい。」

聖騎士ランスロット「自分の戦いの行く末を見届けなければ。」

聖騎士ランスロット
「どうしたんだい、うかない顔をして?バルマムッサでの武装蜂起の件かい?」

デニム
「とても危険な任務だって、レオナールさんが言ってました――」

聖騎士ランスロット
「おじけづいたのかい?きみらしくもないな。」

デニム
「そういうわけじゃないけど――」

聖騎士ランスロット
「いいんだよ、誰だってそうだから。」

デニム
「ランスロットさんも、怖いと思うことがあるんですか?」

聖騎士ランスロット
「そりゃ、もちろんだよ。戦いのたびに震えがくるくらいだ。
 だけどね、死ぬわけにはいかない――そう思えば怖さなんてなんとかなるもんさ。」

デニム
「死ぬわけにはいかない――か。僕は革命のためなら死んでもいいと思っている――
 へんですね、そう思っているのにふと気づくと、死の恐怖におびえる自分がいるなんて――」

聖騎士ランスロット
「命を懸けるということと死ぬということは全然違うことだ。
 本当に民のことを考えるのなら死んではいけない。自分の戦いの行く末を見届けなければ。
 ――それに、きみには姉さんがいるじゃないか。そのためにも生きなければ。」

デニム
「ランスロットさんはどうなんですか?誰かのために死んではいけない――?」

聖騎士ランスロット「きみたちのような若者が戦わなくともよい、そんな世界を築きたいものだな――」

デニム
「それは――?」

聖騎士ランスロット
「このオルゴールは死んだ妻の形見だ――」

デニム
「形見――」

聖騎士ランスロット
「もう4~5年前になるかな。神聖ゼテギネア帝国と戦う前のことだ。
 帝国に追われ、各地を放浪しているうちに、妻は病気にかかってね、そのまま逝ってしまった――
 幾度となく妻のあとを追って死のうと考えたよ。戦いの前はとくにそうだった――
 でもね――、そのたびにこのオルゴールが教えてくれる。命という名の責任の重さを――
 死んではいけない、自分のまいた種の成長を、その行く末を見届けなければならないと――」

デニム
「命という名の責任――」

聖騎士ランスロット
「きみたちのような若者が戦わなくともよい、そんな世界を築きたいものだな――」

何とも皮肉な話である。

暗黒騎士ランスロット・聖騎士ランスロットの双方が、立場も言い方も違えどデニムのような若者が戦場に立たされるという現在の状況に懐疑的なのに対し、ロンウェー公爵は積極的に❝若き英雄❞として扱い戦場で使い潰そうとしている。

ウォーレンレポート

ウォーレンレポート PEOPLE:ラヴィニス・ロシリオン

 アルモニカ騎士団所属。ウォルスタ人。

 騎士レオナールに次ぐ実力者で、ロンウェー公爵を支えてきた重臣のひとり。冷静沈着な指揮官として振る舞う一方、曲がったことを嫌う頑固な一面も持ち合わせている。

 ウォルスタ人自治区の住民を蜂起させるため、デニムらと共にバルマムッサの町を目指す。

【追記】後からウォーレンレポートを確認し追加した。前回からの変更点は赤字にしている。

ウォーレンレポート NEWS 011

解放軍・バクラムの配下へ?

 先頃、古都ライムでウォルスタ解放軍と思われるゲリラの一団がガルガスタン軍の包囲網を突破した。ゲリラの中にはアルモニカ騎士団のレオナール・レシ・リモン氏らしき人物の姿も目撃されている。

 同氏は解放軍の要ともいえる人物で、軍事援助を要請するためにバクラム軍へ派遣された密使ではないかと噂されている。

ウォーレンレポートには早速ニュースが追加されていた。

本日のプレイは打ち合わせばかりで戦闘は無し。次回はバルマムッサへ向かう。

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