クァドリガ砦から上陸しアルモリカ城へと向かう金竜騎士団。その途中のタインマウスの丘で、将軍グアチャロを庇うガルガスタン軍救護兵の集団に遭遇した。
アルモリカ城
現在までのプレイ時間は16時間11分。
先週は忙しくて間が空いてしまったが、今は金曜日から5日連続で続けられている。と言うか今はタクティクスオウガを遊ぶために仕事と家事を片付けているようにさえ思う。
アルモリカ城
ウォーレンレポートで追加された新ステージ、フランパ大森林も気にはなるが、まずは話を先に進めよう。
ロンウェー公爵「では、どうしろというのだ?貴公に何か策でもあるのか、んん?」
ロンウェー公爵
「よく、戻ってきてくれたな。英雄殿が無事なら解放軍も大丈夫というもの。」カチュア
「――これから、どうなさるおつもりですか?戦いに敗れた今となっては――」ロンウェー公爵
「まだ、負けただけではない。スウォンジーでは引き分けたのだ!
態勢を立て直し、今一度、大軍を率いてコリタニ城を攻めれば済むことだ。」騎士レオナール
「大軍を率いてですと!どこにそのような兵士がおると?」ロンウェー公爵
「では、どうしろというのだ?貴公に何か策でもあるのか、んん?」
アルモリカ城に戻ってみると、敗軍の将たるロンウェー公爵はこの有様であった。文字だけだと伝わりにくいが、声が入るとかなり険悪な雰囲気なのが分かる。こういう時にはフルボイスなのはとても良いな。
騎士レオナール「枢機卿を倒そうと言うのは簡単ですが、具体的な策を講じない限り、我々に勝利などありませぬぞ!」
騎士レオナール
「――たしかに、スウォンジーでの被害はどちらも同じでありましょう。
しかし、ガルガスタンにはデニムの殿が囮となって惹き付けておいた、
手つかずの戦力が温存されているのです。こちらは防戦するのが精一杯なはず。
まして、バルマムッサ以降、軍から抜ける者が後を絶ちませぬ。兵士がいなければ戦えるはずもない――」ロンウェー公爵
「貴公はこの期に及んで泣き言を口にするのか。ええい、情けないヤツめ!」騎士レオナール
「泣き言ではございませぬ。私はただ事実を客観的に申したまでのこと。
枢機卿を倒そうと言うのは簡単ですが、具体的な策を講じない限り、我々に勝利などありませぬぞ!」ロンウェー公爵
「この私は口先だけだとでも申すのか!?き、貴公は!!」デニム
「おやめください。今はおふたりが争っている場合ではないはず。」
忠臣だった筈の騎士レオナールも既に歯に衣着せぬ発言で、険悪な雰囲気どころか掴み合いの大喧嘩寸前である。極秘の筈だったバルマムッサ虐殺の真相も民バレしてるしもう終わりだよこのウォルスタ陣営。どうすんだこれ。
ロンウェー公爵「ならば、貴公ならどうする!どうするというのだ!!」
ロンウェー公爵
「――ロスローリアンに援軍を願う。」騎士レオナール
「なんですと!本気でございますか?援軍など、正気の沙汰とは思えませぬ!」ロンウェー公爵
「私は決めたのだ。バルバトスめを倒すにはそれしかない。」騎士レオナール
「援軍を願うということはその軍門にくだるということ――
それでは、我らはまたもやバクラム人の支配下におかれるということではございませんか。
これが知れれば、解放軍を離れる兵士が増加するだけ。城下町の住民どもも不安になりましょう。
今、我らが敵対しているのはガルガスタンだけではない!足元には❝ネオ・ウォルスタ解放同盟❞なる輩もおります!
民による民のための統治を目指すあの連中を勢いづかせてはなりませぬ!私は賛同いたしかねます!」ロンウェー公爵
「ならば、貴公ならどうする!どうするというのだ!!」
ロンウェー公爵「うるさい、この小心者め。この部屋から出て行け!」
ロンウェー公爵
「――ええい、もう、よい!貴公には頼まぬわ!
英雄殿ならおわかりいただけよう。大事の前だ、おのれを欺くことも必要だ。」デニム
「――――」ロンウェー公爵
「フィダック城へ向かってくれぬか?私の書簡をタルタロス卿に届けるのだ。」騎士レオナール
「殿下!何卒、お考え直しを!」ロンウェー公爵
「うるさい、この小心者め。この部屋から出て行け!」
暗黒騎士団ロスローリアンに助力を願うという事は、彼らと手を組んでいるバクラム人に阿るのと同義である。それではこれまでと同じ事。ウォルスタ人の独立を旗印として、理想に向かい多くの犠牲を出して戦ってきたのは何だったのか?
徹底反対する騎士レオナールは、遂に意思決定の場から放逐されてしまった。これはもうクーデターだな。ロンウェー公爵はスウォンジーの敗北で冷静な判断能力を失っている。ならばいっそ、公爵殿下にはご退場頂いて、ゴリアテの英雄殿を新たな神輿に担ぎ上げて民を纏めた方がマシなのではないか?黒塗りの高級車に衝突して全ての責任を取り処刑される役はロンウェー公爵がやれば良い。古代から失政した王は処刑されるのが世の習いである。やれ、レオナール。デニムを王にしろ!
ロンウェー公爵「英雄殿の働き如何でウォルスタの未来は決まるのだ。行ってくれるな?」
ロンウェー公爵
「英雄殿の働き如何でウォルスタの未来は決まるのだ。行ってくれるな?」デニム
「仰せのままに――」
傭兵ザパン「ああ、たんまりともらったぜ。それから、おめぇに付いていけって、――倍もな。」
傭兵ザパン
「おーい、待ってくれ!」デニム
「どうしたのさ、そんなにあわてて。報奨金は?」傭兵ザパン
「ああ、たんまりともらったぜ。それから、おめぇに付いていけって、――倍もな。」デニム
「へぇ~、それはよかったね。でも、僕らに付いてくる必要はないよ。」傭兵ザパン
「そりゃ、どういうことだい?」デニム
「今度の任務は危険なんだ。」カチュア
「危険って――、どういう意味なの?ただ書簡を届けるだけじゃない。」
ロンウェーくんさあ~、金あるんだったら戦費に回して欲しいんだけど。
傭兵ザパン「そんなに危険な仕事なら、あとでもっと金をふっかけてやる、わはははは。」
デニム
「ロスローリアンが本当に中立を守っているならね。ガルガスタンだって勝とうと必死さ。
公爵殿下のように密使を派遣し、すでに何かの密約をとりつけているかもしれない。」傭兵ザパン
「だとしたら、わざわざ敵の懐へ入るようなもンだ。」デニム
「そうだね、――だとしても、僕はそれを確かめなきゃいけないんだ。
だからさ、あなたはお金を手に入れたんだから、こんな危険な任務にかかわる必要はないのさ。」傭兵ザパン
「わははは、たしかにそのとおりだ。だけど、オレは付いていくぜ。
そんなに危険な仕事なら、あとでもっと金をふっかけてやる、わはははは。」デニム
「ザパン、あなたは商売人だね。勝手にすればいいさ、ハハハハ。」
ベタベタな展開だがこのベタベタな展開こそが最高に良い。王道は色褪せない。これからも頼むぜザパン!
ゴルボルザ平原:戦闘前
ワールドマップでフィダック城を選んで進軍したら、ゴルボルザ平原で戦闘に突入した。青旗が立ってたのに!
こうなると、フィダック城の手前の古都ライムでもう一戦ありそうな雰囲気だな。
偵察
敵将のレベルは17でこちらのユニオンレベルと同じである。ニンジャかこいつ?
敵ユニット数は合計10と同数。数は多いが亜人が混ざっている。変な構成だ。
ゴルボルザ平原:戦闘
義勇兵ガズン
「貴様はデニム!!こんなところで❝ゴリアテの英雄❞と会えるとは。
ふふん――、公爵軍から抜ける意思のあるヤツをさがしていたんだが、貴様は抜けたりはせんよなぁ。」デニム
「――そうか、おまえたちが近頃、噂になっている❝ネオ・ウォルスタ解放同盟❞だな。」義勇兵ガズン
「そうだ、――いつかは戦うことになるとは思っていたが、それが今日だとはな。
みんな、よく聞いてくれ。あいつがゴリアテの英雄ことデニムだ。
バルマムッサの同胞を家畜のように殺した張本人だ。理想を捨て、おのれの野望のみに生きる哀れな男さ。
いいか、我々は理想実現のため、権力に屈せず、自らの命を投げ出すことを恐れはしない。
その決意と勇気をヤツに見せてやるんだ!いくぞ!!」
よく分からんが散々な言われようである。
救護兵ウィノア戦は戦うのも気が引けたが、今回は心置きなくボコってしまっていいな。吐いた唾飲まんとけや。
勝利条件:義勇兵ガズンを倒せ!
勝利条件
義勇兵ガズンを倒せ!
ゴルボルザ平原:1
マップ中央に細い川が流れている。敢えて戦力を二分する必要は無いので、固まったまま進軍した。
ゴルボルザ平原:2
前線がぶつかり合っている間に、カノープスは後衛のクレリックを狙う。流石にここまで来ると、初期装備のショートボウでは余りダメージが入らなくなってきた。斧専門にしても良いかな。
ゴルボルザ平原:3
混戦である。マップ左側から飛んでくるフェアリーなどは打撃力は弱いのでほぼ放置し、適当に弓で撃ち落とす。
このステージの戦闘で注意しなければいけないのは、義勇兵ガズンだけだった。義勇兵ガズンが使う鎌鼬の術は射程もあり150ptsが2,3回入るので、HPが削られた状態でこれを食らうと戦闘不能の恐れがある。
義勇兵ガズン「おまえがデニムの姉、カチュアだな?オレはおまえのことを知っている!」
義勇兵ガズン
「おまえがデニムの姉、カチュアだな?オレはおまえのことを知っている!
おまえの愛しい弟、デニムはもうおまえのことなんて見てないぞ!
アイツが見ているのは権力だけだ。権力を持てば世の中をよくできると考えている。
だがな、人の心はそんな理屈じゃ動かない。すでに人心は公爵軍から離れているからな。
本当にウォルスタのことを、ヴァレリアのことを考えるなら、デニムの下を去るんだ!」
おお~言うね言うね。
カチュア「2.――あんた誰?」
1.――あなたは誰?
2.――あんた誰?
え?誰?キモ……。
カチュア「いい調子よ。さっさと続けなさいよ。」
義勇兵ガズン
「あ、いや、ちょっと――」カチュア
「何よ、言いたいことがあるならハッキリ言いなさいよ。」義勇兵ガズン
「オ、オレたちは、貴族ども支配者層から民の意見を反映する自由な社会を目指している――!
そうさ、民が自由に意見を出し合い、すべてを合議制で決める平等な社会を築きたいんだ!」カチュア
「いい調子よ。さっさと続けなさいよ。」
ええ……急にカチュア姉さんがサドっこどうぶつになってしまった……。
カチュア「それがかなうなら、ヴァレリアがどうなろうと知ったことではないわ!」
義勇兵ガズン
「こ、公爵に尻尾を振るデニムは既得権益にしがみつくただの犬畜生にすぎない!
そんなゲス野郎一緒に行動してどうなるというんだ。きみの目指す理想は違うだろう?」カチュア
「私の願いはただひとつ!デニムと一緒にいたいだけ!
それがかなうなら、ヴァレリアがどうなろうと知ったことではないわ!」義勇兵ガズン
「え――」デニム
(姉さん、それを言っちゃあ――)
カチュア、よく言った!素晴らしい!それこそが人間だ!!
ゴルボルザ平原:4
敵軍前衛は殲滅。後衛の残党狩りフェーズへ移行する。
ゴルボルザ平原:5
全軍を少しずつ後退させて固めつつ、傷を負ったユニットをヒールプラスで回復する。戦闘が面白い。まだ範囲攻撃をしてくる敵が出てこないので、密集陣形の方が有利だ。
義勇兵ガズン「聞いてた話と随分違うぞ。あんなにキッツイ性格だなんて――」
義勇兵ガズン
「聞いてた話と随分違うぞ。あんなにキッツイ性格だなんて――」カチュア
「そこ、ボヤかない!」
哀れ。
ゴルボルザ平原:6
傭兵ザパンの必殺技で633が出た。
ゴルボルザ平原:7
鎌鼬の術を食らって最後にウォリアーが戦闘不能になったが、これで終わりだ。
義勇兵ガズンの最期
義勇兵ガズン
「しまった――、こんなところで死ぬはずじゃ――」
大上段からの御高説で気持ちよくなってたけど、どうせ借り物の言葉、ヴァイスの入れ知恵だろ?ただ「デニムと一緒にいたい」という己のエゴに従うカチュアの方がよっぽど人間らしい。
ゴルボルザ平原:戦闘後
WAR TROPHY:1
忍びの証が手に入った。これで恐らくニンジャに転職できるのであろう。
WAR TROPHY:2
その他も色々。誰かニンジャにしても……と思ったが、考え所だな。
EXP TOTAL
経験値は+500されて6661。ほぼ全ユニットがレベルキャップの17に到達した。
ウォーレンレポート PEOPLE:ガズン・ブルム
ネオ・ウォルスタ解放同盟所属。ウォルスタ人。
ウォルスタ人のために戦うことを望んでいたが、貧しい生まれゆえに貴族に対する感情は悪く、ロンウェー公爵率いるウォルスタ解放軍へ志願することにためらいを感じていた。そのとき「民による民のための統治」を目指すネオ・ウォルスタ解放同盟の存在を知り、同組織への参加を決意する。
「父なる神フィラーハの前にすべての民は平等である」と掲げるフィラーハ教の熱心な信者である。戦いの前だけでなく、1日の終わりには必ず神に祈りを捧げることから、仲間たちから❝祈りのカズン❞と呼ばれている。
同志を集めるためにアルモリカへと向かっていたが、道中ゴルボルザ平原で解放軍に遭遇し、デニムに討たれた。ある人物からの情報でデニムの姉カチュアのことを知っていたようだ。