ウォルスタ解放軍の指導者であるロンウェー公爵は、スウォンジーの森における敗北により窮地に追い込まれていた。対ガルガスタン戦の不利な戦況を覆す苦肉の策として、ロンウェー公爵は暗黒騎士団の軍門に降る決定を下したが、これが決定打となり、遂に忠臣である騎士レオナールから見放されてしまった。騎士レオナールはデニムを新たな旗印とし、ウォルスタ解放軍を立て直すべくクーデターを決意、ウォルスタを背負う覚悟を決めたデニムもその提案を受け入れ、ロンウェー公爵を見限った。
古都ライム:戦闘
ヴァイス
「久し振りだな、――こんなところでおまえと会えるなんて思わなかったぜ。」デニム
「ヴァイス、どうして、ここに――?」ヴァイス
「聖騎士殿の助力を得るために訪れたのだがあいにく留守のようでね。」アロセール
「ヴァイス、命令を!!」ヴァイス
「やめておけ、アロセール。貴重な戦力を失うわけにはいかない。」アロセール
「しかし、こいつらは解放軍の中核を成す兵士たち。今、ここで叩いておけば――」
やっとネオ・ウォルスタ解放同盟のボスが出てきたか。やはりヴァイスの仕業だった。
バルマムッサの町では激情でデニム絶対殺すマンになっていたが、成長したな……。お手並み拝見と行こう。
アロセール「私は許さない!今度こそ兄さんの仇を討ってやる!!」
ヴァイス
「そういって、ガズンは死んだんだぞ。勝手な行動を取るんじゃない。」カチュア
「アロセール、どうしてここに?
ヴァイス――、あなた、まさか!?」ヴァイス
「心配するな、カチュア。オレたちの敵はおまえらじゃない。」アロセール
「私は許さない!今度こそ兄さんの仇を討ってやる!!」
バルマムッサの事をまだグタグタ言ってんのかしつけえなアロセールは。
その崇高な理念とは違って、ネオ・ウォルスタ解放同盟の将は血の気が多い奴ばかりだ。
勝利条件:ヴァイスを倒せ!
勝利条件
ヴァイスを倒せ!
ロウルートでもアロセールが仲間になるらしいので、攻略サイトで事前にカンニングする。
攻略サイトによると、このステージでは、後で仲間になるアロセールを殺さずにヴァイスだけ倒せとの事であった。然しここまでメタクソに恨まれていると到底仲間になってくれる気がしないんだが……。
古都ライム:1
このステージでは偵察ができなかったので、今回の戦いはぶっつけ本番である。偵察不可のステージは初かも?
敵は自軍を全ユニット高台に配置しており、上方から弓矢と魔法で一方的に攻撃されるマップである。階段は狭く進軍は困難。守るに易く攻めるに堅い地形だ。
古都ライム:2
中央の階段は画像の通り膠着状態になるので、ここに戦力を集中させてもいつまで経っても上には登れない。中央のルートは直ぐに諦めて左側から回り込む事にした。中央は前衛同士で殴り合って足止めできれば良い。
敵はアロセール含めてアーチャー3、ウィザード1、ヴァルキリー1、ルーンフェンサー1が次々と遠距離攻撃を放り込んでくる。これは相当ウザいなあ……。何とも厭らしいステージだ。特にアーチャーの矢はこちらの後衛クラスまで易々と届いてしまう。
古都ライム:3
前に出てきた崖の上のアーチャーには、ウィッチがすかさず魔法を食らわせる。こういう傾斜が激しい登りのマップは、山なりに飛ぶ弓よりも直進する魔法が便利である。
古都ライム:4
中央で敵前衛主力を足止めをしている間に、予定通りマップの左側の階段を使って回り込む。急がば回れである。傭兵ザパンとカノープスは既に到着して戦闘開始。併せてサラの弓で後方から少しずつ敵の数を削る。
古都ライム:5
マップ右側の階段からはヴァイスが降りてくる。武器両手持ちで二刀流打撃を打ってくるので、これが後衛ユニットに届くと大変だ。という事でこのように通せんぼをしておく。
戦力を分散させる形になってしまうが、前線を突破されず、かつ、ダメージが分散される貌なら問題無い。ここを通行止めにしている間に、主戦力がマップ中央の敵部隊を食い破りつつある。
ヴァイス「オレの敵はおまえじゃない。本当の敵は、おまえを背後から操っている公爵だ!」
ヴァイス
「チッ――、こんなところで戦闘を!アロセールめ、あれほど言ったのに。
兵を退け、デニム!オレたちが戦って何の意味がある?
オレの敵はおまえじゃない。本当の敵は、おまえを背後から操っている公爵だ!
ヤツが目指しているのはウォルスタ人の解放じゃない。自分の王国の建設だ。
そのためなら同胞を犠牲にすることさえ厭わない。民族の対立を煽っているのもあいつだ。
そうさ、オレたちの敵は、民の意思を無視し、民を道具として使おうとするヤツラなんだ。
デニム、おまえならわかるだろ!」デニム
「ヴァイス、おまえの言っていることはただの綺麗事さ。
言うだけなら、誰だって言える。でも、本当に大事なことは言葉よりも行動だ。
現実から逃げたおまえに何がわかる!」
なるほど、アロセールや義勇兵ガズンはヴァイスから薫陶を受けたのか。随分立派になった。ヴァイスは既にデニムが行ったバルマムッサの虐殺を受け入れ、赦し、消化している。そして更にはデニムに期待さえしている。
それに対し、成り行きとは言え自らの手を汚す羽目になったデニムはヴァイスを許せないようだ。
古都ライム:6
アーチャーのサラは先陣を切った場合の火力は弱いが、直接攻撃力UPのバフカードを取ると、後方からこうして本当に厭らしい運用が可能になる。
やっとアーチャーの使い方が分かってきた。堅い前衛ではなくこうして直接敵の後衛を叩けるのが強みだ。
古都ライム:7
全ての通路で敵前衛を突破する。柔らかい後衛を食い尽くす段だ。
ヴァイス「――残念だぜ。おまえならわかってくれると思っていたがな。」
ヴァイス
「オレが逃げただと?ばかな!逃げたのはおまえさ!
努力することをせずに、現実に妥協してしてしまったのはデニム、おまえだぞ!
たとえ、それが無駄だとわかっていても人は前進することをやめてはならない。
本当の変革とはそういうもんだ。なのに、おまえは放棄してしまったんだ。
大切な夢や理想を、目先の利益のために棄ててしまったんだ!」デニム
「それは違う!僕は理想を棄ててなんかいないぞ!一足飛びに理想を実現できるものか。
現実は少しずつしか変わらないんだ。できることからやるしかないだろ!
それなのに、ヴァイス、きみは現実を無視し、急速な改革を押しつけようとしている。
それは民が望んだものか?きみのやり方は間違っている。
あせるな、時を待て!少しずつ変えていけばいいんだ!!」ヴァイス
「――残念だぜ。おまえならわかってくれると思っていたがな。」
これは完全に兄弟喧嘩だなあと思ってニコニコ見ていた。既にデニムとヴァイスは対等の所まで来ている。目指す所は互いに変わらず、ただそこへ向かう手段が違うだけだ。大変良い展開だ。ロウルートってこんなに熱い展開だったか。
古都ライム:8
これは敵アーチャーからトレメンダスショットでクリティカルを食らって水に落ちたクレリック。自力では這い上がれずに未来永劫池の中を彷徨う存在になった。
アロセール「権力の亡者め。わたしが引導を渡してやる!」
アロセール
「権力の亡者め。わたしが引導を渡してやる!」
プレザンス神父「今のおまえにはわからぬことであろうな。だが、いずれわかる時がこよう。」
プレザンス神父
「アロセールよ、その怒りと復讐心、私の行いに原因があるのは認めよう。
許してくれとは言わぬ。許せぬことをしたのは事実だ。
だが、わずかでよい、時間をくれぬか。その時がきたら遠慮なく命を奪うがよい。」アロセール
「――時間?何のための時間?
いいえ、聞きたくない。どうせ罪を償うチャンスとか、そういうことでしょう?
罪を償ったところで奪われた命は戻らない。何をしたところで貴方の犯した罪はかわらない。」プレザンス神父
「そのとおりだ、罪がなくなることはない。だが、今は――」アロセール
「今は――、なに?」プレザンス神父
「おまえのおかげで気づいたのだ。私の心は曇っていた、怒りと復讐心で。
為すべきことは敵を殺すことではない。その因子を取り除くことだと。」アロセール
「何を言っているのか、よくわからないわ。」プレザンス神父
「今のおまえにはわからぬことであろうな。だが、いずれわかる時がこよう。」
プレザンス神父、怒り狂うアロセールにレスバを仕掛けて神職者らしい説法でまんまと煙に巻く。
古都ライム:9
堅かった敵方のナイトをやっと落とす。ファランクスが発動していると全然ダメージが通らん。
風使いカノープス「そうかい!――なら、さっさと仲直りしなよ。それが一番だとオレは思うぜ。」
ヴァイス
「ヨォ、鳥のオッサン!久し振りだな。」風使いカノープス
「敵に気安く声をかけるんじゃねぇ、このデコスケ。」ヴァイス
「公爵より銭を払うから、こっちへ来いよ――って言っても意味ないよな?」風使いカノープス
「あたりめーだ!傭兵ってのはなぁ、信用第一なんだよ。」ヴァイス
「それだけじゃないだろ?わかってるんだ――
あんたみたいな人がデニムと一緒にいる理由、わかるぜ。」風使いカノープス
「そうかい!――なら、さっさと仲直りしなよ。それが一番だとオレは思うぜ。」ヴァイス
「そーなるといいんだがなぁ――」
やっぱりもう兄弟喧嘩だよねえ。
古都ライム:10
長い戦いだったがもう少しで終わりだ。かなり不利な地形だった。
ヴァイス「やっぱり、あんたはオッサンだ。言うことが年寄りくさいぜ。」
風使いカノープス
「ずいぶんと昔の話な気がするんだが、オレは親友と呼べる男を拒絶したことがあった。
今思えば、ずいぶんとつまらないことで仲違いをしたもんだと思うがなぁ。
その時は、二度と会うつもりもなければ二度と同じ理想を掲げて戦えるとは思わなかった。
でもな、親友はやっぱり親友だ。気がつけば言葉に出さなくても理解し合えている。」ヴァイス
「何が言いたいんだ、オッサン?」風使いカノープス
「そんな親友と敵対したとしてもだ、それは一時的なことだってことさ。」ヴァイス
「やっぱり、あんたはオッサンだ。言うことが年寄りくさいぜ。」風使いカノープス
「いちいち歯向かうあたりがガキくさいぞ。うはははは。」
もう完全に仲良しになってるじゃないですかーやだーー。
古都ライム:11
男の友情は良いのうとカノープスとヴァイスの遣り取りをニコニコしながら眺めていたら、移動したヴァイスにこれだけのアイテムが入ったアイテムポーチをまんまと拾われてピキった。しかもヴァイスは逃げるので回収できず。
古都ライム:12
もう会話も尽きたようなので、アロセールは無視して戦闘を終わらせる。これで終了だ。
古都ライム:戦闘後
ヴァイス
「チッ、今の我々の戦力では公爵軍には勝てん!ここはひとまず撤退だ。
――ん!?何の騒ぎだ?」
突然の爆発音。
暗黒騎士団
密約により非干渉条約を結んでいた筈の暗黒騎士団ロスローリアンが、突如として古都ライムに対し進軍を開始してきた。非干渉条約?ウォルスタ軍とガルガスタン軍が戦っている間だけ非干渉どえ~す、というブランタの嘲笑が聞こえるようだ。騙される方が悪いのだと言わんばかりである。全くその通りだ。後から根こそぎブチ殺してやるから首洗って待っとけよ。
暗黒騎士バルバス「それはゼノビアの紋章!!おまえが聖騎士ランスロットか!」
暗黒騎士バルバス
「よし、進めーッ!」聖騎士ランスロット
「やめろ!これが貴公らローディスのやり方なのか!」暗黒騎士バルバス
「それはゼノビアの紋章!!おまえが聖騎士ランスロットか!
会いたかったぞ、ランスロット!ハイランドを撃ち破りしその力を見せてもらおうか!!」聖騎士ランスロット
「望むところ!わが剣を受けてみよ!!」
暗黒騎士バルバスか。これはまた見るからに悪そうなのが出てきたな……。エンジョイ&エキサイティングとか言ってそう。
ヴァイス「そっちこそ、死ぬんじゃないぞ。また会おう、デニム。」
ヴァイス
「バクラム軍が侵攻を開始するとは思いもよらなかった。だが、これで公爵も終わりだな。
足並みのそろわない、おまえら公爵軍にやつらを止められるわけがないもんな。」デニム
「このままでは終わらせない。むざむざとバクラムにやられるもんか!」ヴァイス
「いい方法でもあるっていうのか?
わかった、お手並み拝見といこう。だけど、時間がないぜ。
おまえの妙案とやらで解放軍をまとめたとしても、はたして間に合うかな?」デニム
「――今度、会うときは本当に敵同士だな。それまで死ぬなよ、ヴァイス。ヴァイス
「そっちこそ、死ぬんじゃないぞ。また会おう、デニム。」
戦場でお互いに言いたい事を言い合ってヴァイスとも和解した。燃える展開だ。
WAR TROPHY:1
ヴァイスに根こそぎ奪われたので、期待していた戦利品はこれっぽっちだった。
WAR TROPHY:2
だが、ボーナスタスクⅢの達成でSTRのチャームが3つも手に入る。これは何も考えずにデニムに入れて良いのかな?
EXP TOTAL
経験値は+500されて8871。全員がユニオンレベル17に達した。ほぼ全てが捨てられ、経験値のチャームⅡが1つ。
ワールドマップ
ユニオンレベルが17から19に上昇した。このくらいの上昇であれば、演習せず次に突っ込んでしまっても良いかな?
ウォーレンレポート
現在までのプレイ時間は17時間49分となった。
自軍負傷者数が+1されているのは、義勇兵ガズンの鎌鼬の術にやられたもの。
ウォーレンレポート NEWS:バクラム軍侵攻開始
これまで沈黙を守っていたバクラム軍が南下作戦を再開、古都ライムを奇襲した。現在、ライムに駐留しているウォルスタ解放軍との間で激しい戦闘が行われており、両軍に多数の死傷者が出ている模様。また、この戦闘により多くの難民がフィダック地方へ流出している。
ウォーレンレポート NEWS:民間人に多数の死傷者
先日のバルマムッサの虐殺を思わせるかのような悪夢が再び発生した。バクラム軍の古都ライム襲撃に多くの住民が巻き込まれ、犠牲になったのである。死傷者は5千人にも及び、ライムは一夜にして死体の山が築かれた。戦闘はなおも断続的に続いており、死者を葬るどこの話ではないとのこと。
好き勝手やってくれンなあ。
ウォーレンレポート PEOPLE:ヴァイス・ボゼック
ネオ・ウォルスタ解放同盟の指導者。港町ゴリアテ出身。ウォルスタ人。
デニムの幼なじみ。デニムと共にロンウェー公爵を救出し、ウォルスタ解放軍の一員となる。しかし、バルマムッサの町の住民虐殺に異を唱えて解放軍から離脱。その後、❝民族自決❞、❝反貴族主義❞を掲げるネオ・ウォルスタ解放同盟を結成し、民衆の人気を集めている。
ヴァイスのプロフィールがごっそり書き換わっている。出世したのう。
ウォーレンレポート PEOPLE:バルバス・ダド・グース
ロスローリアンのコマンド(特別攻撃隊騎士)。ローディスの辺境・ボウマス出身。ローディス人。
7人いるコマンドの中でもっとも残忍で、血を好む巨漢。上官を殴り殺したことから裁判にかけられ、処刑されるところをランスロット・タルタロスに拾われる。
バクラム軍を率いて古都ライムに侵攻。町に駐留していた聖騎士ランスロットと対決する。1年前にゴリアテの町を襲った暗黒騎士団の一人。
ウォーレンレポートでは3人目の暗黒騎士。これは心置きなく殺していいタイプの敵だ。