デニム率いる金竜騎士団はマデュラ氷原を通過しブリガンテス城へと到着した。ブリガンテス城を守るのはマデュラ氷原で戦った騎士ディダ―ロの部隊である。ブリガンテス城城内への南・西の侵攻ルートから南を選び、正門を守護する魔術師カークリノーラスを打ち破った。一方の騎士ディダ―ロは、父であるブライアム翁と共に、バルバトス枢機卿に掌握された祖国のためにある謀を行う決意を固めていた。
ブリガンテス城城内へ
現在までのプレイ時間は22時間33分。もう少しで24時間だ。
ブリガンテス城城内
ブリガンテス城城内
広々とした謁見の間。飾り気のない点では他の城とあまり違いはない。
偵察
CHAPTERⅡの最後のアルモニカ城城内とは違い平たいマップ。これは苦戦しそうだ。
今気付いたが、よく見ると騎士ディダ―ロは最初からバフカードを4枚装備している。ズルい……。
ブリガンテス城城内:戦闘
騎士ディダ―ロ
「待っていたぞ、デニムよ。よく、ここへたどり着いたな。
それにしても、何故、こんな辺境の城を襲うのだ?この城に監禁している国賊どもを助けるためか?」デニム
「国賊だって?」騎士ディダ―ロ
「枢機卿猊下に逆らう反体制派のやつらだ。そう、この城はやつら政治犯の監獄なのだ。
反体制派と手を組むためにこの城へ来たと思ったが、どうやら違ったようだな。
真の狙いはなんだ?まぁ、いい――どうせ、おまえたちはここで死ぬのだからな。いくぞ!」
この猿芝居である。「開放するなよ!この城に捕らえている反体制派の政治犯を絶対に開放するなよ!反体制派と手を組んでバルバトス枢機卿と戦うなんて絶対に止めろ!」という事だ。
勝利条件:騎士ディダ―ロを倒せ!
勝利条件
騎士ディダ―ロを倒せ!
ブリガンテス城城内:1
正面からぶつかって敵の集中攻撃を受けるのは避け、マップ右翼に移動しつつ戦ってみる。レベル差もあり一戦目は恐らく勝てないだろう。どのくらいの戦力差があるのか見たい。
デニム(うまくいけば、反体制派の人たちと手を組めるかも知れないな――)
デニム
(うまくいけば、反体制派の人たちと手を組めるかも知れないな――
いや、むしろ、ウォルスタとガルガスタンの新たな関係を築くためには是非とも協力を得なければ!)
ディダ―ロ家の思惑にまんまと乗せられるデニムであった。チョロい。
ブリガンテス城城内:2
全体的にマップ右側に移動しつつ戦端を開く。カノープスはバフカードを拾いつつ囮。
マップが狭いので、あっという間にマップ右側で主力が激突する大混戦となった。騎士ディダ―ロの必殺技を食らい、既に汎用ヴァルキリーが斃されている。ちょっと厳しいかこれは?
ブリガンテス城城内:3
続いてカノープスが敵バーサーカーの必殺技の前に沈み、その代償として敵クレリックを叩き潰す。
ブリガンテス城城内:4
だがデニム率いる金竜騎士団の反撃もここまで。サラ→プレザンス神父が順に倒れてゲームセット!
これは現在の編成では正面から戦って勝つのは無理だ。
- 騎士ディダ―ロが毎ターン必殺技を繰り出してくるので、600-800ptsのダメージを食らう。これを後衛クラスが食らうと一撃で即死、前衛職でも瀕死となる。負傷者を出さないのはほぼ不可能。
- 敵テラーナイトx2と敵バーサーカーx2の打撃力が高い。必殺技で300-400ptsのダメージが入る。
- 敵ウィザード/ウィッチが範囲攻撃の魔法を使ってくるので密集陣形は不利。120pts程度削られる。
敵殲滅・自軍負傷者ゼロは諦め、敵将の騎士ディダ―ロを速やかに討つ作戦で行こう。長期戦になるとこちらが耐えられない。
ブリガンテス城城内:戦闘(再)
ブリガンテス城城内:再1
カノープスが突出しているのは直接攻撃力UPのバフカードが拾える位置にあったため。
今回はできるだけ前進せず、近寄ってきた敵ユニットだけを相手にする進め方を選んだ。騎士ディダ―ロは前線に向かって出て来るので、それまで耐えて一気に攻撃を集中……で何とかならないかな?
ブリガンテス城城内:再2
敵のテラーナイトx2とバーサーカーが迫ってくる。敵前衛がまた強いんだよこのステージは。
先程のブリガンテス城南で範囲攻撃の魔法を拾ったが、今回は広く浅くよりも単体のダメージ量が欲しい。
ブリガンテス城城内:再3
敵前線を構成する敵テラーナイトを1体撃破した。ここまでは順調。
ブリガンテス城城内:再4
テラーナイト2体目撃破。騎士ディダ―ロが直ぐ近くにまで迫っている。
ブリガンテス城城内:再5
騎士ディダ―ロの必殺技であっという間に傭兵ザパンが沈んだ。滅茶苦茶な破壊力だな……。後には引けない状態になったので、当初の作戦通り騎士ディダ―ロに火力を集中させ始める。ここで倒し切らないと火力不足で終わる。
ブリガンテス城城内:再6
続いてカノープスもやられた。いい加減にして欲しい。最初から都合の良いバフカードフル装備ってどういう状態なんだこれ。
汎用ウィッチと汎用ウォリアーも無事死亡。敵の火力が強過ぎるんじゃ~!!
ブリガンテス城城内:再
今回も無理だったかと諦めかけたがやっと勝てた。戦闘不能者は計5。死屍累々だ。
ナイトのデニムとヴォルテールは生き残ったので、ナイトを増やして堅さを増した上で、ケチらずに回復にアイテムを使いまくればもう少し犠牲を減らせた気はする。だが負傷者ゼロは疾うに諦めているので、死者を出さずに勝てればOKとした。
騎士ディダ―ロの最期
騎士ディダ―ロ
「む、無念――ここまでか――――父上――あとは――――――――」
終わった後でネットで攻略方法を探したが難易度が高そうだった。ニンジャを上手く使って敵後衛のウィザード/ウィッチを沈黙状態にして~や、ドラゴンを仲間にしておいて壁役に~といったものだ。いずれも本戦に向けて計画的に準備が必要だと思う。ここまで順調に勝ててきたのに、このステージではいきなり難易度が跳ね上がった。多分強力なボスはデバフアイテムを上手く使って弱らせないと駄目なんだろうなあ。
ブリガンテス城城内:戦闘後
WAR TROPHY
そういえばまだ一度もチャームを使っていない……。経験値はボーナスタスク+800を含めても2892だった。
ブライアム翁「貴公らウォルスタ軍からすれば、反体制派といえど敵ではないのか?」
ブライアム翁
「私はブライアム・ディダ―ロ。この城を預かる者として降伏を願う。
生き残った兵はすでに武装を解き、甘んじて虜囚の身となることを決めておる。」デニム
「ディダ―ロ?では、あなたは――」ブライアム翁
「先刻、貴公が倒したヘクターは私の息子。だが、それを気に病む必要はない。
王家に対する忠義を尽くし、また我が家名を守るために勇敢に戦って死んだ、――ただ、それだけのこと。」デニム
「――――」ブライアム翁
「城の牢獄に監禁されていたこの者たちは猊下の政策に異を唱える者たち――
貴公の命に従い、この場に呼び出しはしたが、ガルガスタン人であることに変わりはない。
貴公らウォルスタ軍からすれば、反体制派といえど敵ではないのか?」
デニム「2.そんなことはありません。」
1.もちろんそうです。
2.そんなことはありません。
個人的にはこの展開は色々と気に食わないが仕方ない。封建社会の完成形は少数のサディストと多数のマゾヒストによって構成されるのだ。部外者のデニムに邪魔なバルバトス枢機卿を討たせる貌に持って行きたいのは分かるが、自らの手は汚さず、それでも家名は守りたいという浅ましい考えをある種の美談として扱うのは気が引ける。だが、ロンウェー公爵の策に乗って無辜の民の虐殺に荷担したデニムとしては、これを非難できる立場には無い。こちらの方がずっと犠牲は少ないのも確かだ。少なくとも騎士ディダ―ロは自らの命を、ブライアム翁は後継ぎである自分の息子を犠牲にしている。
デニム「枢機卿や公爵のような権力を求める人々が、民族紛争を利用していただけなんです。」
デニム
「そんなことはありません。僕らは以前の解放軍とは違います。
僕らの敵はあなた方ではありません、――そうです、敵はガルガスタン人という民ではないのです。
父祖の代から続くウォルスタとガルガスタンの争いなんて本当はないんですよ。
いつの時代も、枢機卿や公爵のような権力を求める人々が、民族紛争を利用していただけなんです。
憎むべき相手はガルガスタン人という民ではなく、それを利用する一部の権力者たちなんです。」ブライアム翁
「そうか、貴公の言い分はよくわかった。その言葉が真であることを神に祈るとしよう。
たとえ、それが若さからくる言葉であったとしてもな――」デニム
「――――」
完全にヴァイスに感化されたアロセールのような物言いである。騎士アガレスの立場は……。
そんな理想論の枠組みに全てが綺麗に収まる話なのかなあ。これから先のどろどろした展開に期待したい。
竜騎士ジュヌーン「はい、私はこの若者に賭けてみたくなりました。」
竜騎兵ジュヌーン
「はい、私はこの若者に賭けてみたくなりました。信じるに値する――、そう思います。」ブライアム翁
「そうか。
この男は、かつて枢機卿の側近として❝民族浄化❞政策に関わった者だ。
しかし、今では、己の過ちを認め、その罪を償おうとしている。どうかな、彼を連れて行ってもらえんかな。」デニム
「僕はもっと罪深い――拒む理由などないでしょう。
歓迎します、ジュヌーンさん。」竜騎兵ジュヌーン
「ありがとう。」
派手な甲冑の竜騎兵ジュヌーンが部隊に加わった。クァドリガ砦で仲間になった傭兵ザパン以来の固有ユニットだ。
ユニット加入:ジュヌーン
レベルはユニオンレベルである19。ドラグーンの特色は何だろう。取り敢えず槍?
ワールドマップ
称号取得:真の敵を知る者
「真の敵を知る者」の称号を得た。悲惨なCHAPTERⅠのラストから比べるとかなり王道な物語になってきたな。
ウォーレンレポート NEWS:コリタニ公失踪
ガルガスタン王国の国主であるコリタニ公が行方不明となっていることが判明した。バルバトス枢機卿は、公の立場を利用しようとする者たちによる誘拐事件であると発表。捜索が進められている。
公の自室付近で不審者の姿は目撃されておらず、目立った痕跡などもないことから、当局は内通者による手引きがあったものと見ている。城下ではウォルスタ解放軍侵攻の報と相まって、幼い公爵の安否を気遣う声が絶えない。
なるほど、正当な王位継承者であるコリタニ公は実権を持っておらず、バルバトス枢機卿が権力を握っているのね。
ウォーレンレポート PEOPLE:ジュヌーン・アパタイザ
元ガルガスタン王国竜騎兵団団長。古都ライム出身。ガルガスタン人。
バルバトス枢機卿の右腕として❝民族浄化❞政策を推し進めた中心人物のひとり。ある事件をきっかけに、反体制派の一員となる。
ブリガンテス城でデニムと出会い、その考えに賛同。以降、解放軍に身を寄せる。
ウォーレンレポート PEOPLE:ブライアム・ディダ―ロ
ブリガンテス城を守る騎士、ヘクター・ディダ―ロの実父であり、ディダ―ロ家の前当主。
同家はコリタニの名門・オルランドゥ伯爵家につらなる血筋であり、ガルガスタンの現国王であるコリタニ公とも血縁関係を持つ。
バルバトス枢機卿によって変わり果てた祖国を憂いている。自らの忠誠心の高さ、そしてウォルスタ解放軍の進軍を利用し、ブリガンテス城内に投獄されている反体制派の者たちを開放させた。
前回との差分は赤字。
ウォーレンレポート PEOPLE:ヘクター・ディダ―ロ
ガルガスタン軍所属。ガルガスタン人。
コリタニの名門・ディダ―ロ家出身の騎士。代々コリタニ公に仕えており、ガルガスタン王国に対する忠誠心はきわめて高い。ザエボス将軍の配下として、ブリガンテス城の守備を任されていた。
マデュラ氷原での哨戒任務中に解放軍と交戦、敗走する。その後、ブリガンテス城で解放軍を迎え撃つが、再び敗れ、討ち取られた。
前回との差分は赤字。