2023-10-08 北海道帰省4日目b 崎守埠頭

旅行

2023-10-05から2023-10-10まで北海道の実家に帰省をしてきた。これはその際の旅日記である。

なお、昨年2022年10月に北海道に規制した際の旅日記はこちらから。→2022-10-20 北海道帰省

この2023年の夏休み旅日記を書き終える前に2023年が終わってしまった。この正月休みにはクローズしたい。

弟夫婦来訪

到着していきなりバランスボールで大暴れするT2。

12:30頃になり小さな暴れん坊が車でやって来た。弟夫婦とその子供であるT1(兄)とT2(弟)である。Tは単純に名前の頭文字から取ったものだ。今回はバランスボールを持ってきたようで、写真の通り到着直後にT2はリビングではしゃぎ回っていた。襲来を受けた猫は恐れ慄いて納戸の安全なスペースへ早々に隠れてしまい、このまま明日まで出てこなかった。

弟は転勤族であり今年は京都に行っているのだが、彼が以前に関東勤務だった時は南武線[Wikipedia]西府駅[Wikipedia]に一時的に居を構えており、正月は弟夫婦と妹で集まるのが恒例となっていた。妹も仕事で忙しいので兄弟全員が集まる機会は中々ない。なお西府駅にはNEC府中事業場[公式]があるが、弟の仕事はNECとは無関係である事を念のため補記しておく。

T1は今は小学5年生だっただろうか。西府で会った時にはまだ2歳や3歳の頃でよく大声で泣いていた。すっかり大きくなって生意気な盛りである。子供はすぐに大きくなる。

蕎麦

妹を除き一家が揃った所で、昼食に父が朝打ってくれた蕎麦を食べる。幌加内の新蕎麦を使った打ち立てのものなので当然だが旨い。おれが帰省する目的の一つとして明確にこの蕎麦を食べる事が挙げられる。つけ蕎麦の用意をしてくれたが、最初の一枚は蕎麦の風味を味わいたいのでざる蕎麦で食べた。旨い。

崎守埠頭で海釣り

蝦夷鹿の侵略を受けている。

飯の後は特に予定も無いので崎守埠頭[GoogleMap]へ海釣りをしに行く事になった。おれは車を持っていない事もあり釣りの趣味はないが同行する事にした。小さい子供が二人いるので、大人の手が多い方が何かと安全だろうと思ったからだ。

実家の車と弟の車に分乗して移動したのだが、車に乗り込む際に写真の蝦夷鹿を見た。人を恐れず悠々と草を食んでいる。おれが東室蘭に住んでいた頃は、こんな所にまで蝦夷鹿が降りて来るのは考えられなかった。帰省を終えた後だと思うが、2003年は(北海道に限らないが)熊が人里に現われ被害が出たというニュースがやたら増えたと記憶している。自然は恐ろしい。北海道では常にリソースを注ぎ込み文明の領域を拡大し続けないと、あっという間に自然に飲み込まれてしまう。

崎守埠頭

崎守埠頭からは噴火湾を挟んで対岸の森町が見える。
白鳥大橋[Wikipedia]が見える。岸壁なので下は即海だ。

途中でモルエ中島[公式]にあるDCM中島店[外部]に寄って釣り糸を買った。ホーマック[Google]は企業合併により消滅したが、(恐らく)大部分の道民はまだホーマックと呼び続けているしおれもそうだ。

釣りには持って来いの良い天気のまま崎守埠頭に到着した。場所としては昨年の帰省の際に行った室蘭市民俗資料館の近くである。国道37号線から少し脇に入った地点だ。室蘭に長く暮らしていたが、今の今まで恥ずかしながら全く存在を知らなかった。

LocalWiki 室蘭 崎守埠頭[外部]

釣り開始

崎守埠頭に到着すると、おれ以外は早速釣りを開始した。父は趣味でずっと釣りをしており手慣れたものだ。海釣りをするための船舶免許(小型船舶操縦士免許)も持っており、昔はボートを借りて仲間と釣りに出掛けていた。尤も船を借りるとそれなりにお金がかかるので最近では余り釣り船には乗らないらしい。

おれも小さい時に何度か釣りに連れてきて貰った記憶はあるのだが、余り興味を持てずに自然と行かなくなってしまった。釣りは魚がかかるまで待たなければならないのが退屈だったのだと思う。生き餌のワームを釣り針に取り付けるのも気持ち悪くて駄目だった。おれは意気地がないのでそういう生々しさが全く苦手なのだ。サバイバルでは役に立ちそうもない。そのため、釣りの最後の記憶は釣り上げてしまったヒトデが岸壁で乾いていく所である。今日はやっと釣り記憶がアップデートされた。

崎守埠頭周辺

三井造船の設備がある。でかい。
遠近感がおかしくなるほど巨大だ。
直進して海に落ちぬよう車止めがある。
釣りスポットらしく他にも釣客が多い。
大黒島[Wikipedia]が見えている。

釣りが始まるとおれは単なる役立たずおじさんと化したので、ブラブラと周囲を歩いて写真を撮った。天気は変わらず良くそれほど海風も強くはない。波も穏やかだ。

親父の話だとこの時期に何が釣れるかは分からないとの話だったが、撒き餌をすると鯖が一気に集まってきた。岸壁から海面を見ると魚影が肉眼で確認できる。網で掬えそうに見えるがそれは難しいらしい。

岸壁から海を覗き込むと吸い込まれそうな怖さがある。この季節に海に落ちれば寒さでほぼ溺れ死ぬのではないか。海を見ようと屈んでいる時に、後ろから誰かにふざけて押されただけで簡単に死ぬ。T1とT2が誤って海に落ちないようずっと目配りをしていたので気疲れした。落ちようとして海に落ちる奴は余りいないが事故はいつでも起こり得る。

釣果

釣れた鯖。

約2時間程度釣りをしていると鯖が6尾釣れた。ボウズの可能性もあったので十分な釣果ではないだろうかと思う。これからこの鯖は捌かれて今夜の食卓に並ぶ運命だ。サバだけに。

片付けをする際には長い紐の付いたバケツを投げて海水を汲み上げるのだが、T2が面白がって何度もバケツを放り投げている最中にその事故は起こった。うっかりして紐まで一緒に放り投げてしまい、一時的にバケツが回収不能になったのだ。幸い長い棒を使って拾い上げる事ができた。事故は起こるべくして起きるという教訓が得られた。

望洋台霊園

帰り道は望洋台霊園[Google]に寄って再びお墓参りをした。昨日来たばかりだがお墓参りは何度来ても問題ないのだ。

(続く)

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