2023-12-09 ポートメッセなごや クリエーターズズマーケット49 1日目

旅行

今回は2023-12-09~10に渡りポートメッセなごや[公式]で開催されたクリエーターズマーケット[公式]49に参加してきた。

妻の受け売りだが、クリエーターズマーケットは名古屋周辺では最大のハンドメイドイベントであり、6月と12月に年2回開催されるのが通例となっている。前回は2023-06-17に参加してきた。おれが妻の付き添いで名古屋に行くのは今回で恐らく5回目か6回目であり旅行地としては正直目新しさはないが、行けば行ったで楽しかったのでいつもの旅日記を書く事にする。

帰宅して写真を眺めながら記憶を辿りゼロから文章を書き始めるのは億劫なので、今回は移動中にiPhoneを用いてできるだけメモを書くようにしてみた。iPhoneの変換は余り賢いとは言えず画面も狭いのでストレスではあるが、その場その場で感じた瑞々しい感想を残せるのは魅力的だ。積極的に文明の利器を使っていこうと思う。

早朝の移動

セーターを敷いてスヤスヤと寝ている。
自室は昼は暖かいので床でころころしている。

前回同様に04:00にiPhoneのアラームで起きる。昨夜はビールを飲んで22:30には横になった。02:00頃に小便をしたくなり一度目を覚ましてしまったが、概ね眠りは深かったと思う。妻も同じ時間に起きた。枕元で寝ていた犬はアラームが鳴ってびくりと驚いていたが、普段に比べ余りにも早い時間のためか改めて寝直していた。飼い主と同じく怠惰な犬だ。なお写真は前日撮ったものであり今回の旅行と直接的には無関係だが可愛いので載せておく。

朝飯にはカレーメシシーフード[Google]を食べた。一時期これがやたらと気に入って毎朝食べていた時期があったが、流石に飽きたので今はたまに食べるだけだ。冬なので窓の外は真っ暗だった。夜明け前が一番暗いとは聞くがこれがそれなのかも知れない。朝飯を済ませた後は急いで珈琲を飲む。妻は漸く起きてきた犬にバナナを食べさせていた。こいつは我々が泊まりで出掛けると不機嫌になりその間はハンストをして一切飯を食おうとしない。そのため、先に腹一杯食わせておこうという魂胆である。

途中でセブンイレブンに寄りネットプリント[公式]で書類を印刷する必要があったので04:40には家を出た。以前には我が家にもプリンタがあったがそれは既に過ぎ去った過去の話であり、数年前から印刷は全てネットプリントを使うようになった。

無事に始発に乗り込み普通電車で品川へ向かう。それなりに眠れたかと思ったが寝不足で少し頭痛がしてきた。普段と比べて4時間以上早く起きているので当然か。夜明けの気配はまだ微塵も無い。

朝の品川駅

自動消火灰皿、と書いてある。

品川駅の新幹線乗り場のゲートは05:30に開く。シャッターの前には既に人が沢山並んでおり、我々が到着したのはそれが丁度開く所だった。まずは新幹線改札を抜けた喫煙室で一服する。というのも、この時間の駅弁売り場は人が殺到して非常に混雑するのを知っているからである。06:00発の便なので慌てて買う必要はない。

いつの間にか灰皿は見慣れぬ近未来的な代物にアップデートされていた。いつだったか、新幹線から喫煙所が撤去されるというネットニュースを見た記憶がある。それがいつから適用されるものかは不明だったが、いずれにせよ新幹線の喫煙所はかなり狭く、入るまでに順番待ちをする羽目になるので今回は利用しないつもりだ。そうなると次に喫煙できるのは現地のポートメッセなごやに着いてからになる。今の内にここでニコチン補給をしておこう。

新幹線ホーム

駅弁を買ってトイレに寄ってホームへ降りる。品川駅の新幹線ホームには待合所もベンチも無いので座って待つ事はできない。ホームに降りるとまだ空気が冷たかった。12月なのだから当たり前だ。朝の新幹線のホームは静かで独特の雰囲気がある。

さて我々が乗る06:00発の博多行きのぞみ99号は05:52に品川駅に到着したが、妻はホームで珈琲を買っていた。待て待て、珈琲ならさっき家を出る前に飲んだばかりだろうと思ったが、彼女が飲みたいのならば止める事はできない。新幹線の車内販売終了に伴う措置で代替としてホームに自販機が設置されたのであろう。調べてみると、新幹線でのワゴン販売は2023-10-31でその長い歴史を終えたようだ。妻はこういう目新しいものを試してみるのが好きな傾向がある。対しておれは保守的なので先に乗り込んで荷物を収納した。珈琲は豆を挽く所からやるらしく完成まで90秒程度かかるとの事で確かに旨かった。

定刻通り06:00に新幹線が動き出したが外はまだ暗かった。このまま絶望の夜が永遠に続くかと思われたが新横浜に着く頃には少しずつ明るくなり始めていた。

駅弁を食べる

開封前。
開封後。

駅弁は幕の内弁当である東海道新幹線弁当[公式]を買うのが慣例になっているが、今回は趣向を変えて品川名物貝づくし弁当[公式]を選んでみたがこれも旨かった。横にある創作寿司ローストビーフ[公式]は妻が買ったものである。おれはローストビーフはそこまで米には合わないだろうと常々思っていたのだが、妻が食べ切れなかった寿司を一つ貰って食べたら存外に旨かった。駅弁は大体何を買っても旨いものだ。健全な市場原理により旨くない駅弁は淘汰される。

駅弁を食べた後に妻は寝たが、おれは例によって移動中は駅メモ[公式]に忙しい。駅メモをポチポチと操作しているとあっと今に名古屋に着いた。名古屋にはイベントで来慣れているためか、かなり早く着いたように感じられる。時間はそれを観察する人間の主観によって伸びたり縮んだりするものだ。

ポートメッセなごやへ

あおなみ線の終点である金城ふ頭駅。
人が引けた後の金城ふ頭駅ホーム。
これは完全に無意味な写真。

名古屋駅は横浜の朝よりも寒かった。新幹線車内は暖房で暖かかったので落差で余計に冷え込みを感じた。というよりも今年の関東が異常に暖かいのだと思う。休日の早い時間にも関わらず名古屋駅は人が多かった。いつものように改札を出てあおなみ線[公式]に乗り換える。目的地は金城ふ頭駅[公式]にあるポートメッセなごやだ。

車両に乗り込み席を確保する。車内にはキャリーケースを持った同業らしき人が多い。フリーマン特有の異臭がしたのでそちらを見ると小汚い格好をした翁がドアに向かってブツブツ言っているのが見えた。やれやれモーニングキチガイかよと気が滅入ったが、突然大声を上げたり走り回ったりもせず、駅が途中駅のホームに着く度に律儀に開くドアの反対側に移動していた。恐らく社会との連絡が希薄になるにつれて緩やかに社会性を失いつつあるちょっとおかしなだけな人なのだろう。とはいえ臭いのだけは堪らんなと思っていると荒子川公園駅[公式]で降りてくれたのでホッとした。

ポートメッセなごや到着

名古屋港が見える。晴天である。

金城ふ頭駅からポートメッセなごやは平坦なペデストリアンデッキ[Wikipedia](これをそう呼ぶのが正しいか不明だが)で接続されており、キャリーケースを転がしている場合でも移動が楽だ。初めてここに来た際はまだ完成しておらず、移動に苦労したのを覚えている。ポートメッセなごやには08:18に到着した。

ポートメッセなごや喫煙所

開場は11:00なのだが入口には既に待機列が形成されていた。売れるイベントには必ず待機列が発生するものなのでこれは良い兆候である。会場入りして自スペースに位置に荷物を置いた後は、佐川急便で事前に郵送しておいたコンテナを受領し一段落する。日本で運送事故が発生する確率が極めて低い事を理解していても、無事に現地へ届いているのを目視すると安心する。

荷解きの初動は専門家である妻に任せ、おれは取り敢えず眺めの良い屋外の喫煙所に行き一服した。これまで吸っていたウィンストン・スパークリングメンソール・ワン・100・ボックス[Google]は2023-10-31で廃盤となり、程なくして市場からも消えたので今はJTが勧める代替品を吸っているが未だに味に慣れない。

クリエーターズマーケット49 1日目

慣れている事もあり10:00頃には設営が完了した。1時間も余裕があるのであれば辛い思いをして敢えて始発に乗る必要もないのではないかと不満を覚えたので、次回は出発を30分遅らせる事を妻に承諾させた。正直04:00起きはかなり厳しい。始発を避ければ特急が動き出し更にもう少し長く寝られるかも知れない。

さて予定通り11:00にイベント開幕となりお客が入ってきた。開始直後は先ず早くから並んでいたお客が入って来るので比較的暇であることが事が多い。並んでまで買いたい物がある人は、まっしぐらにお目当ての人気店へ向かうからだ。だが今回は珍しく序盤で一気に売れた。前回・前々回の出展の際に弊店の製品を見掛けて今回改めて買いに来てくれた方や、リピーターの方が多かった印象である。二人で名古屋を往復すると新幹線代だけで40,000円程度の費用が発生するため経費の面では厳しいが、継続して出続ける事に意味があるのだろう。おれが作った品ではないが売れてくれるとやはり嬉しいものだ。

イベント終了

名古屋駅のあおなみ線ホーム。
クリスマスに向けたフォトスポットがあった。

17:30を回ると会場に流れているBGMが蛍の光に変わった。こうなると日本人の習性として皆帰り支度を始めてしまうので、30分も残っているのに少々気が早いのではないかと思う。我々は閉場となる18:00少し前から片付けを始めたが、明日も引き続き出展するので貴重品を持ち帰り、商品に布を掛けるだけの簡単な作業である。片付けは10分程度で終わった。

ポートメッセなごやを出ると、外は完全に日が落ちており既に夜になっていた。日中の陽気のためか朝よりずっと暖かく感じる。この時間のあおなみ線は帰宅者が集中し首都圏の通勤電車並に混雑しているのだが、今回は名古屋への直通便が出ていた。恐らくクリエーターズマーケット開催に合わせた臨時の増便なのであろう。これには大変助かった。名古屋臨海高速鉄道株式会社[公式]にお礼のメールを送っておいた方が良いだろうかと真剣に思った。

焼肉千里馬

クリエーターズに出展した際の初日の夕食だが、エスカ地下街[公式]で鰻を食べるのが慣例となっている。前回・前々回共にゆうふく エスカ店[食べログ]でひつまぶしを食べた。確かに旨いのだが些か食べ飽きた。たった年2回だけなのに飽きたというのも不思議な気もするが、同じパターンの繰り返しは脳が飽きてしまうのだろう。高いものなのに贅沢な話である。

翌日の筋肉痛に備えてタンパク質を摂りたいし、今回は趣向を変えて鰻ではなくガッツリと焼肉でも食わんか?と晩飯の金主である妻に提案した所、快諾された。確か相鉄フレッサイン名古屋新幹線口[公式]の近くに焼肉屋があったと記憶していたのである。エスカ地下街に降りず真っ直ぐに宿へ向かうと、記憶の通り確かにアニメイトの隣のビルに焼肉千里馬[食べログ]があった。今回もキッチンカーを利用できず、新幹線で食べた駅弁の後はチョコレートしか食べていない。そのため、猛烈に腹が減っている。チェックインして部屋に荷物を置き即座に出掛けた。

肉の宴

キンキンに冷えていた生ビール。
中落ちカルビ。
牛タン塩。
ナムル。
ヒレ。
特選ハラミ。

取り敢えず生ビールである。ビールはこれでもかとキンキンに冷えており真夏ならさぞ美味かったと思う。まず牛タン塩を食べ、ナムルと中ライスを頼み、中落ちカルビを食べた。旨い。おれは肉だけというのは苦手なので焼肉屋では必ずセットで白米を食べるのだが、妻は肉を食べ続けていた。続いてヒレと特選ハラミを食べた。写真を撮り忘れたが途中で塩ミノも頼んだ。

冷麺とクッパをハーフでそれぞれ注文してシメとした。大変旨かった。肉の品質は大分良かったと思うのだが会計は10,000円に届かなかった。満足だ。ただ、後半はちょっと脂がきつく感じたので、次回来る時は大ライスにして肉を減らそうと思った。

相鉄フレッサイン名古屋新幹線口

ローソン椿町店で買物をして宿に戻る。駅前のエリアだけで完結するので便利だ。

トコジラミのリスクを低減するため荷物は床に置かず、全て荷物置きに置いた。時刻はまだ20:00前だったが、飯を腹に入れて一息つくと一気に疲労が出てベッドから動けなくなってしまった。妻はそのまま気絶するように寝ていた。消耗が激しく22:00頃まで何もせず横たわっていたが、やっと動けるようになったので起きて風呂に入り、00:30過ぎには寝た。

(続く)

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