2024-08-12 北海道帰省1日目

旅行

2024-08-12から2024-08-17まで北海道の実家に帰省をしてきた。これはその際の旅日記である。

なお、昨年2023年10月に北海道に帰省した際の旅日記はこちらから。→2023-10-10 北海道帰省

コミックマーケット104へ

山の日。今日で夏季休暇も4日目である。

昨日のコミケ1日目の疲れで夢も見ずに泥のように眠っていたが、06:00頃に妻のiPhoneが鳴らすアラームで起こされた。横を見ると妻も泥そのものだった。昨夜は何時に寝たのかと問うと、半分寝ながら03:00過ぎとの回答が返ってきたので、後でおれが起こすから君はもう少し寝ていたまえと指示すると、妻は大人しくまた泥に返った。

外はもう明るくなっており、一度トイレに立つと中々寝られなかった。おれは冬より夏の方が概ね好きだが、夏のこういう所だけは嫌いだ。もう少し日が昇るのを遅らせて欲しい。確かに夏時間というものも一理あるかも知れない、と思わせるような強烈な日差しだ。なお、おれはシステム屋なので、夏時間と聞くだけで気が滅入る。

06:30頃に妻を起こした。おれは珈琲を淹れて、昨夜セブンイレブンで買っておいた20円値引きのコロッケパンを食べた。廃棄食品を減らすという名目で、セブンイレブンでは以前から賞味期限が近い商品を値引きする取り組みをしていたのだが、それはnanaco[公式]決済でのみ5%引きというセコい仕組みだったと記憶している。少しでもnanacoの決済量を増やそうという政治的な思惑が社内であったのだろうと推察する。しかしその涙ぐましくせせこましい努力も空しく、不評だったのか効果が出なかったのか、いつの間にか無条件値引きになっていた。神の見えざる手だ。

07:50頃に車を取りに行ったら、外は既に灼熱地獄と化していた。今日のおれのミッションは妻をビッグサイトに送り届ける所までなので昨日よりマシだ。助手席で妻を寝かせ普段よりも慎重に運転する。疲労と睡眠不足が重なっており良いコンディションとは言い難い。昨日よりも人が少ないか?と思ったが、ビッグサイトに近付くと黒山の人だかりであった。今日も一日あの灼熱の中で過ごせと言われたら耐えられる自信がない。東館の近くで妻を降ろして帰路に着いた。いよいよ本格的に夏休みが始まったのか国道357号[Wikipedia]から見える高速道路はこの時間からかなり渋滞していた。

北海道へ

移動準備

09:40頃に帰宅する。既に汗だくだ。13:50発の便に乗る予定だが何の準備もしていない。今まで何してたんだ?[Google]

食器を洗って台所を片付けて、昨夜から干しておいた洗濯物を全て取り込んでおく。異常な暑さにより洗濯物は干物のようにカラカラに乾いていた。そこからやっと荷造りを開始した。とはいえ、荷物の大部分は着替えである。

事前に実家に電話をして確認したのだが、既におれの衣類はほぼ残っていないとの事である。終活とか眠たいことを言わず、家が広いんだから少しは残しておいてくれよと正直思った。着替え以外の持ち物は、身分証明書と薬と現金くらいである。こちらはセカンドバックに全てが収まる程度のささやかな量だ。

出発

5,700円の猫のシャツ。

一通り支度を終えてシャワーを浴びた時には、既に時刻は11:00を回っていた。最後にノートPCを放り込んで荷造り完了とした。何か漏れがあったとしても後は現地で買えば良い。買えないのは薬くらいだ。

出掛ける前に犬を散歩に連れて行ってやりたかったが、この暑さの中で犬を外に連れ出す事は虐待に近く、それは不可能だった。最後に犬をきゅっと抱き締め11:30に家を出る。先日名古屋で開催されたクラフトマーケット[公式]のお土産として、妻から貰った猫のシャツを着た。さあ出発だ。

羽田空港へ向かう

10ヶ月振りの羽田空港。
窓の外は地獄の暑さだ。

日差しは朝よりも凶悪さを増しており、更に荷物が重く、家から空港までタクシーを使いたい誘惑に駆られるが、流石にそんな無意味な贅沢はできない。どうせ金を使うならこの先の北海道で使おう。

京急川崎で羽田空港行きの急行に乗り換えたのだが、人が多く終点まで座れなかった。空港も人が多く、いつも通りねんりん堂[公式]でお土産のバームクーヘンを購入する際も待たされる事になった。最後の荷物であるそれをキャリーケースに突っ込み荷物を預けた後は、保安検査場を抜けてラウンジへ向かった。おれは人が多いのが嫌いだ。

POWER LOUNGE NORTH

前回の帰省時に飲んだ無料トマトジュースを楽しみにしていたのだが、撤去されており失望した。どこも金がないのだろう。仕方なくファミレスにあるのと同じタイプのドリンクバーで、ミニッツメイドとオレンジジュースを飲み水分補給をした。ファミレスと書いたが恐らく雀荘のそれとも差はない筈だ。最後に珈琲を飲んだ。これはまあ旨かった気がするが、単に気分の問題かも知らない。実際は雀荘と同じ味でも恐らくおれには分からない。

今回は56番搭乗口である。30分前にラウンジを出て喫煙所で一服した。喫煙所は離陸直前ギリギリまでニコチンを摂取しようとする往生際の悪い人達で一杯だった。最後にトイレに寄り56番搭乗口へと向かった。やたら小便が出る。

搭乗

搭乗後の窓からの写真。

さて定刻の13:50を迎えた所で機内アナウンスが入る。新千歳空港が混雑しており離陸が20分遅れるとの事であった。

寝不足で少し頭痛がしたので寝る事にした。といってもおれは乗り物で寝るのが得意ではない。余程疲れていないと移動中には眠れない。今回は昨日のコミケでかなり疲れているが、中々寝付けなかった。少しでも脳を休ませようと思い目を閉じていると漸くウトウトできたのだが、胸ポケットに突っ込んでいた眼鏡を座席の隙間に落としてしまった際に目が覚めてしまった。

仕方なく機内サービスの飲み物を貰う。台風の影響で揺れが予想されるとの事で、提供されたのは火傷予防のため冷たい飲み物だけだった。こんな事態に遭遇するのは初めてだ。だが、幸い大きな揺れもなく10分遅れで新千歳空港に到着した。

新千歳空港

新千歳空港到着。曇天だ。
トイレ前のポスター。
意味のない写真。

新千歳は想定よりもずっと蒸し暑かった。夜の冷え込みに備えて着替えの半分は長袖にしたのだが、その備えは全て無駄になりそうだ。機内でずっと小便を我慢していたので降りて直ぐのトイレに入ったのだが長蛇の列だった。預けていた荷物を受け取りゲートを抜ける。珍しく母も迎えに来ていた。前回、前々回共に夜の到着だったのでその際は父だけだった。

明日からお盆なので新千歳空港内も人が多かった。同様に車も多く、父が今回車を停めていたのは初めて使う立体駐車場だった。駐車場に出ると小雨が降っており蒸し暑さを感じた。首都圏とは10度近く違うが暑いものは暑い。

味の大王 総本店

カレーラーメン。かなり濃い。
店内ではグッズも売られている。

晩飯は苫小牧でラーメンを食べるとの事だったので、一昨年に来た際には既に営業終了だった味の大王 総本店[食べログ]にして貰った。なお、東室蘭駅前にあった味の大王 東室蘭西口店[食べログ]は閉店してしまっている。

カレーラーメンを食べたが思ったよりもルーが濃く、更に店内の冷房が弱かったので汗だくになった。涼を求めて北海道に来たのに着いてからずっと暑い思いをしている気がする。

外観

ロードサイドの看板。
店舗正面。
駐車場の隣は雑木林になっている。

灰皿はなかったので駐車場で煙草を吸った。北海道では駐車場で煙草を吸っても文句を言う人はいない。勿論吸い殻は持ち帰ったことを念のため書き添えておく。

東室蘭へ

連休なのでみんな大好き国道36号[Wikipedia]も珍しく混雑していたと思う。混雑していたといっても完全にガラガラではなかった程度の話でしかないが、通常時よりはやや交通量が多い気がする。

台風の影響なのか風が強く、窓から見える太平洋は白波が立っていた。波が波消しブロックで粉砕されて飛沫が舞っている。室蘭市に入る手前で給油のためモダ石油 室蘭東店[公式]に寄ったのでトイレを借りて小便をした。昨日からやたら小便が出る。

然しモダ石油「東室蘭店」なのに、実住所は登別市なのがちょっと面白い。

実家

実家にも昨年の暑さで遂にエアコンが導入された。
不吉な空模様。

実家に到着したのは18:30頃だった。雨は降りそうで降らないような圧倒的曇天だった。途中で天気予報を見たが明日は朝から夜まで雨らしく絶望した。全て台風が悪い。

晩酌

晩飯に蕎麦を打てるとの事だったが、さっきカレーラーメンを食べたばかりなので先にビールを頂く事にした。

晩酌2

甘い酒なので氷を入れて飲むと旨い。
実家の猫ちゃん。

350ml缶を二缶飲んで先に風呂に入った後、親父と二人で日本酒の四合瓶を全部飲んだ。

23:00頃に気絶するように眠りに落ちた。

(続く)

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