スウォンジーの森の部隊を全て囮にしたアルモリカ軍の奇襲は成功した。ブリガニア平原を経由してブリガンテス城を落とし、守りが手薄になったコリタニ城を襲撃した金竜騎士団は、コリタニ城を守る傭兵オルゲウ、将軍グアチャロを破り、遂にバルバトス枢機卿を討ち取った。指導者を失ったガルガスタン軍は統制を失い投降者が続出、事態は新たな局面を迎えた。
コリタニ城城門前:演習
ショップ
コリタニ城の攻略によりユニオンレベルが19→22に上昇したので、久し振りの演習である。その前にショップで買い物をした。
足りない材料は合成時に併せて買えるので、買い物というより即アイテム合成をする流れになる。とても便利だ。
- カットラス+1:デニム用
- バスタードソード+1:竜騎兵ジュヌーン用
- バルダーダガー+1:カノープス用
- タバルジン+1:傭兵ザパン用
- スコーピオン+1:汎用ヴァルキリー用
- ウォーハンマー+1:ヴォルテール用
- スパイシールド+1(x3):デニム・傭兵ザハン用・ヴォルテール
稼いでも稼いでもお金が見る見る溶ける。なお、タバルジン+1・ウォーハンマー+1は片手持ちなので、傭兵ザハンとヴォルテールには久々に盾を持たせておいた。今は火力よりも堅さが欲しい。
勝利条件:敵を殲滅せよ!
コリタニ城城門前で演習をする。敵が割とゴージャスな編成なのでAI任せで平気だろうかと少し心配したが、全くの杞憂だった。完全オートで何ら問題無し。強い強い。
EXP TOTALは13624→9214→10420で、演習3回で全ユニットがレベル22に達した。
SKILLS FINISHING BLOWS
武器学スキルはレベル10毎に新たな必殺技を覚える。これまでユニオンレベル19のキャップが被せられていたのが開放される事により、次々と新たな必殺技を覚えた。次の戦闘が楽しみだ。
バハンナ高原へ
偵察
レベルを上げて装備を整えピカピカな状態になったので、いよいよ騎士ラヴィニス様をお迎えするためにバハンナ高原へと向かう。偵察してみると、これでもかという数に囲まれているな……。
なお、ハバンナ高原とかバハンナ平原とかの誤記があった事に気付いて全部直しました。
騎士ラヴィニスを仲間にする条件
攻略サイトを見れば分かる事だが、ここで騎士ラヴィニスを仲間に加える条件を時系列におさらいしておく。
- CHAPTERⅠ
- バルマムッサの町で「1.――わかっています。」を選び、シナリオはロウルートとする。
- 上記選択後に発生するバルマムッサの町での戦闘にて、騎士ラヴィニスを殺さずに他の敵を殲滅する。
- CHAPTERⅡ
- ウォーレンレポートで「ロシリオン将軍、捕虜に」のニュースを読む。
※これは港町アシュトンに進むまでの期間限定との事である。 - 上記ニュースを見る事で発生するレイゼン街道の戦闘にて、騎士ラヴィニスを殺さずに勝利する。
- ウォーレンレポートで「ロシリオン将軍、捕虜に」のニュースを読む。
- CHAPTERⅢ
- ブリガンテス城城内での戦闘後に「2.そんなことはありません。」を選び、竜騎兵ジュヌーンを仲間にする。
- ウォーレンレポートで「コリタニ公失踪」のニュースを読む。
- バハンナ高原での戦闘で竜騎兵ジュヌーンを出撃させる。敵将の補給部隊長カムラットから始まる一連の会話を全て見る。戦闘後にデニムが「彼らの死を無駄にしないためにも僕は枢機卿を倒さねば――」と言えばOK。
- コリタニ城攻略後、改めてバハンナ高原へ。←今ここ
……かなり面倒臭い。カチュア姉さんの言う通り上から目線の嫌な女である。
バハンナ高原:戦闘
騎士ラヴィニス
「このままではふたりとも捕まってしまう。私が兵を足止めする、貴方は先へ!」反枢機卿派の騎士
「――ひとつ貴公に謝りたい事がある。
ガルガスタンの血を引くとはいえ、私はどこかで貴公を信用できなかった。
しかし、それは愚かであった。ラヴィニス殿、貴公は我らの同志だ。」騎士ラヴィニス
「その言葉だけで十分報われるというもの。さあ、早く!コリタニ公をお願いします!」
え、なんか裏切られて殺されるような不穏な展開?!……と思ったら全然違って良い話だった。心が汚れている。
騎士ラヴィニス「あれは――金竜騎士団!そうか、コリタニは落ちたか!」
ガルガスタン軍騎士
「自分ひとりなら逃げ切れるとでも思ったか。」デニム
「ガルガスタン兵よ!コリタニ城は陥落し、枢機卿は自刃して果てたぞ!
おとなしく降伏するんだ!」騎士ラヴィニス
「あれは――金竜騎士団!そうか、コリタニは落ちたか!」ガルガスタン軍騎士
「枢機卿が亡くなられただと!?そのようなことが信じられるか!!
皆、耳を貸すな!女を捕らえ、ヤツらを撃退するのだ!!」デニム
「ラヴィニスさん、こっちへ!今、助けます!!」
はい、バルバトス枢機卿はきっちりシメておきましたんで。
勝利条件:敵を殲滅せよ!
勝利条件
敵を殲滅せよ!
敵ユニットの数は計13体とこちらより多いが幸いマップ上下に分断されている。各個撃破で行けるだろう。幸い騎士ラヴィニスの配置位置も近い。後は騎士ラヴィニスが闇雲に敵に突っ込みさえしなければ……。
バハンナ高原:1
まずはカノープスを騎士ラヴィニスの近くまで飛ばして、あっという間に包囲を完成させる。これはもう勝ったな。
バハンナ高原:2
マップ下部はこのまま力押しで勝てそうだったので、装甲が薄いユニットが多いマップ上部にも進撃する。
騎士ラヴィニスがスタメンに入ると押し出されるのは汎用ヴァルキリーなので、最後の見せ場である。
騎士ラヴィニス「己を捨てても、罪を負っても祖国に尽くす。彼はそういう人――強い人だった。」
騎士ラヴィニス
「噂には聞いていた――ついにおまえがアルモリカ軍のリーダーになったか。」デニム
「レオナールさんが道を作ってくれたんです。自分を犠牲にして――
あの時と――バルマムッサと同じです。僕はまた、大義のために命を犠牲にしたんだ――!」騎士ラヴィニス
「――そうではないかと思っていた。レオナールという人を知っているからな。
己を捨てても、罪を負っても祖国に尽くす。彼はそういう人――強い人だった。」
ええ……バルマムッサでは騎士レオナールのガルガスタン混血煽りを受けて「裏切る?違う、そうではない――公爵を――おまえたちを見限るのだ!」とか言ってブチ切れてたじゃないですか。今更そんな……。
信頼できる同志だと思っていたのに、大詰めの土壇場で裏切られてレオナール君泣いてたよ。
竜騎兵ジュヌーン「今やウォルスタの将ではなく、反枢機卿の将という印象が強いと聞いている。」
竜騎兵ジュヌーン
「彼女がラヴィニス・ロシリオン将軍――顔を見るのは初めてだな――」デニム
「ラヴィニスさんは敵ではありません。彼女は――」竜騎兵ジュヌーン
「わかっているよ、デニムくん。ブライアム卿が言っていた。
彼女はウォルスタの将軍であったが、今はガルガスタンのために尽力していると。」デニム
「ガルガスタンのために――?」竜騎兵ジュヌーン
「反枢機卿の者たちの間では、かなりの信頼を集めていたようだな。
そして、体制派にとって彼女は今やウォルスタの将ではなく、反枢機卿の将という印象が強いと聞いている。」デニム
「反枢機卿派の将――ラヴィニスさんが――」竜騎兵ジュヌーン
「詳しい話は直接聞けばいい。とにかく、彼女を助けなくては。」
レイゼン街道でガルガスタン軍に連行されている所を救出した爾後、騎士ラヴィニスはバルバトス枢機卿の独裁に対抗する反体制派として活動していたようだ。バルバトス枢機卿の独裁も意外と穴が多いな。
騎士ラヴィニス「おまえたちの力に甘えて、その責を放棄したのだ。」
騎士ラヴィニス
「重いな――レオナールがおまえに託したものは。
いいえ、私が言うべきではない。私も責を負わせたひとりなのだから。」デニム
「ラヴィニスさん――」騎士ラヴィニス
「バルマムッサの作戦は卑劣だった――
けれど、若いおまえにそれを委ね背負わせたのは私たち。おまえたちの力に甘えて、その責を放棄したのだ。」
反省してくれているならもう良いよ。バルバトス枢機卿を斃してゴリアテの虐殺王の悪名も上書きできたし。
騎士ラヴィニス「――気持ちの整理がついたからでしょう。自分のやるべきことも見つけました。」
風使いカノープス
「よぉ、元気そうじゃないか。この状況はまあ、ちょっとアレだが。」騎士ラヴィニス
「カノープス殿も変わりないようですね――」風使いカノープス
「アンタは変わったようだな。ずいぶんいい顔になった気がするぜ。
アルモリカで最初に会った頃よりも、なんと言うか、力んでない感じだな。」騎士ラヴィニス
「――気持ちの整理がついたからでしょう。自分のやるべきことも見つけました。」風使いカノープス
「そうか、――なら、さっさと敵を片付けるとしよう。こんなところで油を売ってちゃ、時間がもったいないからな。」
騎士ラヴィニス「後悔を抱え恥を晒しながら、それでも、我々は前へ進むしかないんだ――」
デニム
「僕は――、多くの犠牲の上に立っています。
バルマムッサで違う道を選ぶこともできた。レオナールさんの代わりに死ぬこともできた――
でも、そうしなかった――、それを選ばなかった。今は後悔するよりも彼らの屍を抱え、前へ進みたい。」騎士ラヴィニス
「そうか――、そうだな――、後悔を抱え恥を晒しながら、それでも、我々は前へ進むしかないんだ――」
古都ライムでのヴァイスの時もそうだったがカノープスの兄貴が間に入って和解完了。これで会話は打ち止めかな。
なおプレザンス神父との会話は特に無し。ひどい。
バハンナ高原:戦闘後
デニム
「ラヴィニスさん!大丈夫ですか!?」騎士ラヴィニス
「ありがとう、デニム。私はこのとおり無事だ、安心してくれ。」
気が付いたら終わっていた。これまでの救出ミッションに比べたら楽勝の部類である。
EXP TOTAL
これで仲間になってくれるだろうか……?とドキドキしていたら、経験値が騎士ラヴィニスにも入ってずっこけた。確定だ。
騎士ラヴィニス「もともと、ガルガスタンの国主はコリタニ公。枢機卿はその後見人にすぎない。」
デニム
「あなたを追っていたのはガルガスタンの正規軍ですね。そして、あなたが逃した仲間もガルガスタン兵――
いったい、どういうことなんですか?ラヴィニスさん、あなたは何をしているんです?」騎士ラヴィニス
「追われていたのは反枢機卿派の騎士だ。」デニム
「反枢機卿派の騎士――まさか、コリタニ公の失踪に関係が?」騎士ラヴィニス
「もともと、ガルガスタンの国主はコリタニ公。枢機卿はその後見人にすぎない。
公が幼いのをいいことに、枢機卿は国政を握り、今のガルガスタン王国を作り上げた――
コリタニ公はまさに傀儡だ。ただ、政治の道具として利用されているだけ。
アルモリカ軍がコリタニ城を攻撃する前に、私はなんとしても公をお助けしたかった。」
ここでバルバトス枢機卿による権力掌握の詳しい説明。バルバトス枢機卿のウォーレンレポートに書いてある内容の補足である。幼帝を擁立して正当性を持ち権力を握る、というプロセスはどこの世界でも同じだ。
騎士ラヴィニス「私は、ディダ―ロ家をはじめとする穏健派と行動を共にし、ガルガスタン国内の改革を目指していたのだ。」
デニム
「コリタニ公はどこにおいでなのです?」騎士ラヴィニス
「反枢機卿の者たちに保護されていると聞く――だが、コリタニ城はおまえが落としたのだよな?
ならば、公はブリガンテスに入城するだろう。あそこには粛清を逃れた穏健派の貴族が隠れ潜んでいるはず。」デニム
「そうですね――、彼らならばコリタニ公を守り、平和のために動いてくれると思います。」騎士ラヴィニス
「なるほど、そういうことか――彼らとブリガンテス城ですでに会っているんだな。
私は、ディダ―ロ家をはじめとする穏健派と行動を共にし、ガルガスタン国内の改革を目指していたのだ。」デニム
「改革?ガルガスタンを?」
騎士ラヴィニス「――混血の私にできることはそのぐらいだからな。」
騎士ラヴィニス
「――ガルガスタン人のすべてがウォルスタとの戦争を望んでいるわけではない。
それはウォルスタ人も同じであろう。憎むべきは❝戦争❞であり、互いの民族ではないはず。
ならば、ガルガスタンを内から変えることで戦いを止め、ウォルスタを守れるかもしれない――と。」デニム
「ガルガスタンを力で倒すのではなく、内から変えることでウォルスタを守る――」騎士ラヴィニス
「――混血の私にできることはそのぐらいだからな。」デニム
「ラヴィニスさん――」騎士ラヴィニス
「我らに必要なのは意識の変化だと思う――ものの見方を変えることで、私には別の真実が見えた。
ウォルスタ人、ガルガスタン人のどちらでもないのではなく、ウォルスタ人であり、ガルガスタン人でもある――
双方にとって良い道をみつけなければ歪みだけが残る、――それはおまえもよくわかっているはずだ。」
騎士ラヴィニスがやっと混血コンプレックスを克服してくれた。
騎士ラヴィニス「いいだろう――、これからは同じ同志として共に歩むとしよう。」
デニム
「僕も同じことを考えていました。共に平和を目指すために何をするべきか――
一緒に戦いましょう、ラヴィニスさん。
バルマムッサで僕は別の道を選びましたが、今は同じ出口を目指して歩いている――
あなたさえ許してくれるのであれば、僕は、あなたの力を借りたい。」騎士ラヴィニス
「おまえは私の想像以上にたくましくなったようだな。いいだろう――、これからは同じ同志として共に歩むとしよう。」
戦闘終了後の長い長い会話の後に、漸く騎士ラヴィニスが正式に部隊に加わった。頼みますよほんと。
ユニット加入:ラヴィニス
ここまで長かった……。途中でやり直したので、プレイを始めてから50時間くらいだと思う。
ウォーレンレポート PEOPLE:ラヴィニス・ロシリオン
元アルモニカ騎士団所属。ウォルスタ人。
ウォルスタ人の父とガルガスタン人の母の間に生まれた混血の女性。騎士レオナールに次ぐ実力者としてロンウェー公爵を支えてきた。冷静沈着な指揮官として振る舞う一方、曲がったことを嫌う頑固な一面も持ち合わせている。
バルマムッサの住民虐殺に反対し、ウォルスタ解放軍から離反。母方の縁を頼りガルガスタン国内へ逃亡する。その後、ガルガスタンの反体制派の勢力に協力し、ガルガスタン国内の改革に務める。
コリタニ公を反体制派の元へと逃し、ガルガスタン正規軍に追われていたところをデニムによって助けられる。この内乱の本質を見抜き、終戦をめざすデニムに賛同し、解放軍に復帰する。
前回との差分は赤字。これでロウルートでの騎士ラヴィニスのウォーレンレポートは確定だろうか。